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テクニカルレポート
2025.09.19
第27回 インターフェックス Week 東京/ 第7回 再生医療 EXPO 東京

■シングルユースプロセスに対応した電磁流量計・超音波流量計

 東京計装(株)は、電磁流量計『BIOMAG』と超音波流量計『BIOSONIC』の展示を行っていた。

BIOMAGは、濾過プロセス、クロマトグラフィ、バッファ及び培地調製などバイオ医薬品アプリケーション向けに特別設計されたディスポーザブルなフローチューブを特徴とする、世界初の電磁流量計。BIOSONICも、同じくバイオ医薬品アプリケーション向けに特別設計されたディスポーザブルな流量センサ(検出器)を特徴とする超音波流量計。生体適合性があり、ガンマ線滅菌が可能なフローチューブや流量センサは、バイオ医薬品製造の要件を満たすシングルバーブフィッティングを備えている。

電磁流量計『BIOMAG』(左)、超音波流量計『BIOSONIC』(右)

 

■基本型12,000/品目700,000の製品で多様なニーズに対応

 SMC(株)は、同社製品をモジュラ接続したメンブレン窒素発生器ユニットの提案と展示を行っていた。

同ユニットは、圧縮空気の供給のみで窒素富化空気の精製が可能な『メンブレン窒素発生器IN778』を中心に、油・水・異物などの不純物を除去する『ラインフィルタAFF』、オイルミストを分離除去する『ミストセパレータAM』、エアロゾル状の油微粒子を分離除去する『マイクロミストセパレータAMD』、圧縮空気中からオイル蒸気と臭気を除去する『活性炭フィルタAMK』などで構成。同社は、基本型12,000/品目700,000の製品を取り揃え、多様なニーズに豊富なバリエーションで対応している。

同社ブースでは、各種製品をモジュラ接続したユニットを展示

 

■表示部が赤く変色して衝撃が加わったことを知らせる衝撃検知ツール

 (株)ジェピコは、日本国内での年間販売枚数が40万枚以上の、出荷/保管/納品時における破損防止・品質改善ツールの衝撃検知ラベル『SHOCK WATCH』をはじめとした各種製品の展示を行っていた。

同ツールは、荷物の外箱に貼るラベルタイプとなっており、ラベルを貼った荷物が設定されている限界以上の落下衝撃を受けると、中心の表示部が赤く変色して荷物に衝撃が加わったことを知らせるというもので、破損トラブルを未然に防ぐ効果が望める。この他、衝撃検知ツールには何度でも繰り返して使用可能な、マグネットを利用した『MAG2000』も用意されている。

衝撃検知ラベル『SHOCK WATCH』など各種製品が展示されていた同社ブース

 

■低分子と高分子のどちらでもルーチン検出や微量レベルの検出が可能

 アジレント・テクノロジー(株)は、低分子から高分子まで簡単に分子量を測定することが可能な、次世代シングル四重極LC/MSを実現するシステム『Pro IQ Plus』の展示を行っていた。

同システムは、非常に高い感度と性能が求められるハイエンドアプリケーション向けに設計されており、同社のAJS(Agilent Jet Stream)技術により感度の向上が図られている。質量範囲が『Pro IQ』システム(m/z 2〜1600)よりも拡大(m/z 2〜3000)されているので、低分子と高分子のどちらでもルーチン検出や微量レベルの検出が可能となっている。

次世代シングル四重極LC/MSを実現するシステム『Pro IQ Plus』

 

同展示会の次回開催は、2026年5月20日(水)〜22日(金)の3日間、幕張メッセにて予定されている。

会社名
Gichoビジネスコミュニケーションズ株式会社
所在地