2018年9月5日(水)?7日(金)の3日間、ポートメッセなごやにおいて、自動車技術の展示会「第1回 [名古屋]オートモーティブ ワールド 2018」が、リード エグジビション ジャパンの主催によって開催された。
同展示会は「第1回[名古屋]カーエレクトロニクス技術展」、「第1回[名古屋]EV・HEV 駆動システム技術展」、「第1回[名古屋]クルマの軽量化 技術展」、「第1回[名古屋]自動車部品&加工 EXPO」、「第1回[名古屋]自動運転 EXPO」で構成され、会期中の来場者は17,411名に上った。
(株)アイビットでは、3次元ステレオ方式インラインX線検査装置『ILX-1100/2000』を紹介していた(写真1)。
写真1 3次元ステレオ方式インラインX線検査装置『ILX-1100』
同製品は、実装基板のはんだ付け部を、X線を用いて自動検査するインラインタイプの検査装置。X線ステレオ方式によって、表面、裏面の切り分け検査が可能で、BGAなど底面はんだ付け部品を検査できる他、3D断層検査による検査が可能。3D-X線ステレオ方式によってインライン自動検査のコストダウンを実現する。小型基板(50×50mm)からLサイズ(510×460mm)まで対応し、安全設計でX線の取り扱い資格は不要。装置自体のサイズも小型なので省スペースを実現できるため、ラインへの組み込みも無理がないものとなっている。
クマクラ工業(株)では、クラッシャーフィーダによってあらゆる切粉の輸送が可能なシステム『切粉マジックシステム』を紹介していた(写真2)。
写真2 クマクラ工業のブース
作業現場から出る切粉をアルミ・鉄・鋳物などの材質ごとに分別し、空気輸送によって貯蔵設備に集めるシステムで、切粉と油水を分離補。完全密閉輸送を実現するので、清潔かつ安全に切粉を分別収集可能なので、再資源化によってコストの低減を図ることができる。高密度なので貯蔵量が減り、設備が小さくてすみ、ピット、コンベアを必要としないので、機械の再配置も自由であり環境改善にも寄与する装置となっている。
(株)ノイズ研究所では、コンパクトな空間電磁界可視化システム『EPS-02シリーズ』を紹介していた(写真3)。
写真3 ノイズ研究所のブース
同システムは、カメラの画像から電磁界プローブの位置を色判別にて検出し、そのプローブで測定した信号をリアルタイムで周波数解析。測定した電磁界の強度レベルは測定対象物の実画像と重ね合わせ、PCのモニタ上でヒートマップ状にカラー表示できる。エミッション測定の対策ツールとして利用可能で、プローブ部の色に応じた認識設定ができ、応答性のよい画像追尾を実現。カメラ画像と測定データを重ね合わせた強度レベル分布を可視化できる他、センサを変えることで小さなものから大きなものまで様々なサイズを測定することが可能。また、ファクタエディタにてアンテナ特性やケーブルロス、プリアンプなどの補正も行える。
同展示会の次回開催は、2019年9月18日(水)?20日(金)の3日間、ポートメッセなごやにて開催される予定となっている。
- 会社名
- Gichoビジネスコミュニケーションズ株式会社
- 所在地
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