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テクニカルレポート
2016.02.29
大型・異形対応コンパクトモジュラ『YC8』
ヤマハ発動機(株)

 

  また、スティック部品供給に関しては、従来専用設計されていたものを専用化することなく使用できる汎用タイプの供給装置を用意することで、様々な部品への対応を可能としている。

 部品をピックアップするノズルは、従来マウンタで搭載しているノズルに対してより大型の外径φ25mmのノズルも適応することができる。これにより、吸着のみならず掴んでピックアップするノズルへの対応も容易となり、大型重量部品への対応を可能としている(図5)。

図5 大型ノズル

  これらノズルを格納するノズルステーションは、外径φ15mm、25mmノズルを各6個ずつ装備することができ、2ヘッド構成とあいまってコンパクトモジュラながら多品種への対応を可能としている(図6)。

図6 大型ノズル対応ノズルステーション

2.『小型』

 設備本体サイズ幅を、汎用小型マウンタより30%弱小型化し0.88mとし、奥行きは同等としている。これにより、異形部品がそれほど大量でない場合、異形大型マウンタを導入するのに比べ、ライン長を短縮でき省スペース化に貢献できる。

 また、異形大型マウンタでは設備投資も高額になりがちであるが、必要十分な本装置で構成することで、投資額を抑えることも可能である。

3.『シリーズ継承』

 多重精度補正システム『MACS』、操作性にすぐれた多国語対応GUI、国際安全規格に標準対応する安全設計なども、他の最新モデル同様『YC8』に採用されている。

 また、どのような実装ライン構成であっても生産能力を最大限に引き出すことを可能にしているP-Tool、設備稼働率向上を実現するITオプション、M-Tool/S-Tool、高品質実装を実現する、T-Tool、3Aプロセスコントロール、QAオプションといった支援機能も対応可能であり、印刷・実装・検査各工程の設備を開発するヤマハならではのトータルソリューションを実現している。

『YC8』の仕様

 本製品の仕様は、表1に示すとおりである。

表1『YC8』の仕様

 

 

会社名
ヤマハ発動機(株)
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