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テクニカルレポート
2025.12.24
全自動クリームはんだ管理倉庫システム(SSシリーズ)        - はんだ管理が品質を決める時代へ -
JTU Pte. Ltd. / 技術協力:龍城工業(株)
(Singapore) Sales Director: 鈴木 正人 / 常務取締役:附柴 明俊

①はじめに

はんだ管理が品質を決める時代へ

実装現場では、作業の自動化が進む一方で、「クリームはんだ管理」だけは人の手に依存するケースが多い。温度管理・使用期限・攪拌履歴などが曖昧になり、工程トラブルや監査対応に時間を取られる現場も少なくない。SSシリーズは、こうした現場の声から生まれた“はんだ管理そのものを自動化する装置”であり、“見える化・標準化・省人化”を同時に実現する次世代ソリューションとして登場した。

 

②システム概要

保管から攪拌・ラベル管理までを一括制御

SSシリーズは、入庫・保管・常温戻し・攪拌・ラベル管理までを自動化したAll-in-One構成。庫内の温度を1〜10℃に安定制御(均一性±3℃)し、期限管理・撹拌履歴・残量情報をすべてログとして記録。MES連携やバーコードスキャンによる材料トレースにも対応しており、オペレータは指示に従って缶を取り出すだけで、正しい順序・状態のはんだを使用できる(図1)。

図1 SSシリーズ全体構成フロー(保管→常温戻し→攪拌→出庫)

 

③技術的特徴と効果

自動化がもたらす“工程改革”(図2、図3、図4)

システムはFIFO(先入先出)を完全自動で実行し、使用順に合わせて常温戻しと攪拌を事前に完了。作業者の判断や待ち時間を排除し、段取り時間を大幅に短縮する。さらに、FEFO(期限優先)制御により使用期限切れを自動で除外。入出庫・攪拌・使用履歴をすべてログ化することで、監査対応が圧倒的に容易になる。EMSなど監査の厳しい現場では、「はい、全部ログが取れています」で報告が完了するほど評価が高い。

図2 インテリジェント在庫管理システム

図3 庫内温度制御構造(1~10℃均一制御)

図4 内部棚構造

 

④導入効果と事例

“作業を減らす”ではなく“考えなくても正しい工程”にする

導入したEMS・車載メーカーでは、段取り時間50%削減、使用期限切れ廃棄ゼロ、監査準備時間75%短縮などの効果を上げている。システムが「自動で正しい順序・状態にしてくれる」ことが最大の価値であり、現場は“判断”から解放され、標準化と再現性を確立できる。

会社名
JTU Pte. Ltd. / 技術協力:龍城工業(株)
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