エレクトロニクス機器の多機能化、高性能化を支える世界最先端の電子部品／材料や製造／実装／検査装置が一堂に出展される『第7回［名古屋］ネプコン ジャパン』、自動運転、クルマの電子化・電動化、コネクティッド・カー、軽量化など、自動車業界における先端テーマの最新技術が一堂に出展される『第7回［名古屋］オートモーティブ ワールド』、物流業界が抱える様々な課題を解決するための最新技術が出展される『第4回［名古屋］スマート物流 EXPO』、製造業のトレンドを網羅した一大展の『［名古屋］Factory Innovation Week 2024』が、10月23日（水）〜25日（金）の3日間、ポートメッセなごやにおいて開催された。

これら4つの展示会は、3日間の開催で27,039名の来場者を集めた。

■ 会期：2024年10月23日（水）〜25日（金）

■ 会場：ポートメッセなごや

■ 主催：RX Japan（株）

 

■プラズマの処理効果を細かく評価

　（株）サクラクレパスは、プラズマの処理効果を細かく評価することができる大気圧プラズマ用マーカ『プラズマインジケータ PLAZMARK』の展示を行っていた。

同製品は、高速スキャン処理にも対応できる高感度の色材を採用しているのでマイルドなプラズマでも検知して評価することができる。また、小型や複雑な形状のワークへのプラズマ処理も確認できる。マーカタイプなので、簡便に使用でき、ランニングコストも抑えられる。

 

■高密度500Wヒータと独自の高感度センサで優れた熱回復特性を実現

　太洋電機産業（株）は、高密度500Wヒータと独自の高感度センサにより、優れた熱回復特性を実現したステーション型温調はんだゴテ『RX-892AS』の展示を行っていた。

同製品は、従来のはんだゴテでは困難な用途にも対応可能な次世代型の高ワットはんだゴテ。インテリジェントスリープ機能、シャットダウン機能、上下限温度範囲のアラーム機能、はんだ付け時間アラームなど多彩な機能を搭載している。

 

■高精度な2色放射温度フィードバック制御レーザ

　パナソニック プロダクションエンジニアリング（株）は、高精度な2色放射温度フィードバック制御レーザの展示を行っていた。

同製品は、2色放射温度計測方式でありながら、200℃以下のはんだ付け温度領域の温度計測を実現。材料の放射率や外部環境の影響を受けにくく、高精度な温度フィードバックによるレーザ出力制御が可能。誰でも簡単にレーザはんだ付け条件を作成できる温度設定方式を採用している。

 

■金型での打ち抜きから計量、積層、カシメに至るまで一貫したシステム

　（株）三井ハイテックは、金型での打ち抜きから計量、積層、カシメに至るまで一貫して行えるシステム『MACシステム』のデモを行っていた。

同システムは、Mitsui Automatic Core Assembly Systemの略。同社では、今後モータにおいは「高効率／小型軽量化」が求められ、薄板が採用される機会が増えるのではないかと予想している。「同システムを使用することで、薄板の高精度カシメ積層の安定量産を実現することが可能」といった説明を行っていた。

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