国内最大級の自動車技術展『人とくるまのテクノロジー展2024 横浜』が、5月22日（水）〜24日（金）の3日間、パシフィコ横浜において開催された。

今回は、590社（1,378小間）出展での開催となり、3日間でのべ75,972名を集めた。

■ 会期：2024年5月22日（水）〜24日（金）

■ 会場：パシフィコ横浜

■ 主催：（公社）自動車技術会

 

■車両を検出部に乗り上げるだけで測定が可能

　（株）共和電業は、検出部を路面にセットし、車両を検出部に乗り上げるだけで測定が可能なポータブル車両重量計ハンディスケール『HS-Aシリーズ』の展示を行っていた。

同製品は、従来の指示計と比較して約40％の小型化した上に、バッテリを内蔵で50％以上軽量化し、持ち運びが非常に楽になった。また、リチウムイオン電池内蔵のため、野外での電源確保や外付けバッテリが必要なく、満充電で7時間の動作が可能。さらに、従来のプリンタによる測定データの出力に加え、USBメモリーで測定データを取り扱うことが可能になった。

 

■X軸と回転軸の駆動ステージにより複数試料の自動測定を実現

　高分子計器（株）は、X軸と回転軸の駆動ステージにより複数試料の自動測定を実現する自動ゴム硬度計『P2plus』の展示を行っていた。

同製品は、引張試験に多く用いられる3号ダンベルを最大8個装填することが可能。また、専用アプリケーションソフトウエアによる測定データの表示／外部出力が可能。測定動作は、XR駆動装置による全自動のため、作業の合理化を図ることができる。固定治具を変更することで、様々な試料形状／寸法に対応可能。

 

■狭い空間でも高品質なイメージングを実現

　（株）エビデントは、狭い空間でも高品質なイメージングを実現する工業用内視鏡『IPLEX TX Ⅱ ビデオスコープ』の展示を行っていた。

同製品は、外径2.2mmのフレキシブルスコープ、または1.8mmのリジットスコープで利用できる。従来機種と比べて簡単に挿入できるため、すばやく検査エリアにアクセス可能で、高画質により検査中の判断も容易。また、使用するリジットスコープは非常に軽量な設計で、ボールペンほどの軽さを実現。そのため、長時間握っていても手首への負担は蓄積しない。グリップエクステンダーを併用し、検査対象に近い位置でスコープを保持することで、より微細なコントロールも可能。

 

■使い易さと多彩な機能を追求

　（株）フクダは、使い易さと多彩な機能を追求した新しい差圧式エアリークテスタ『FLA-0200シリーズ』の展示を行っていた。

同製品は、差圧検査にも関わらず外部に比較対象となるマスタを必要としない同社独自の設計、マスタレスリークテスタの同社最高峰モデル。マスタリング補正機能搭載により、環境に追従したマスタデータを基準とすることで、①漏れによる差圧値のみを短時間で検出、②測定環境変動に強く、安定した測定が可能、③マスタ不要のため、マスタのメンテナンスが不要。また、オプションにより産業用ネットワークに対応できる。

 

 

• 1
• 2