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スペシャルインタビュー
2022.01.13
rueオリジナリティー溢れる独立型太陽光発電システム
〜R&D部門の設置でユニークな製品を開発〜
株式会社電菱
代表取締役、博士(工学) 小林 伸一 氏

そのような中で今年出展した『PV EXPO』では、同製品のセカンドバージョンを展示しました(写真4)。同製品は、夜間点灯に対応したモデルで、夕暮れ時から点灯開始が可能な早期点灯開始機能と、確実に夜になってから点灯(日陰でも点灯しない)する誤作動防止機能を装備しています。また、今までにない選べるタイマ機能として、4種類の動作モードと10種類のタイマ機能を搭載するなど、新しい機能を追加しています。発売は、今年の6月を予定しており、現在最終調整を行っています。
ほかにも、独立型太陽光/風力発電システムなどでご利用頂ける、DC-ACインバータ『SK/STシリーズ』も製造/販売しています(写真5)。蓄電池などから取り出された完全直流の電流を、安定化された交流100Vacに変換するDC-ACインバータを各種ラインアップしています。当社のDC-ACインバータは、独立型太陽光/風力発電システムだけでなく、特殊車両(工事用車両、緊急自動車等)の電源、通信システム、大容量バックアップシステム、船舶、キャンピングカー、家庭用にもご利用頂けます。
さらに、太陽光発電モジュールに関しても、他社製品とともに当社オリジナル製品である『DCシリーズ』を取り揃えています(写真6)。大/中/小型をラインアップし、大型は単結晶シリコンを採用し、中/小型は多結晶シリコンを採用しています。街路灯、仮設トイレ灯、道路標識、電気牧柵、ゴルフ場/農場の自動散水システム、小型無線、ポンプなどの電源として、ご利用頂いています。

写真4 『Solar Amp mini』セカンドバージョンの概要

写真5 DC-ACインバータ『SK/STシリーズ』

写真6 ソーラパネル『DCシリーズ』

 

■現状の課題と今後の展開についてお聞かせ下さい

 

小林:課題はたくさんありますが、一番は海外進出だと考えています。そのために、製品ラインアップの充実化や当社ホームページの海外版のリニューアルなどを進める必要があります。また、海外媒体でのPRや海外で開催される国際展示会への出展、さらには、国際会議のエキシビションに出席し、技術論文を発表することも視野に入れていかなくてはいけないと考えています。
そのほかにも、人材教育といいますか人事システムの構築を進めなくてはいけません。今までは、それほど重要視していなかったのですが、海外での事業展開を進めるためには、今まで以上に業務効率を上げることが必要になってきます。事業が本格化してくれば、人も増えてくると思いますので、そのための準備として考えています。
私自身、マネージメントの勉強はしたことがなかったので、この機会を利用して一から勉強しなおすつもりで進めて行く予定です。

 

本日はお忙しい中ありがとうございました。

会社名
株式会社電菱
所在地
東京都荒川区