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スペシャルインタビュー
2022.06.28
照明+抗菌作用をコンセプトに 開発された抗菌ライト
〜点灯するだけで室内の安心/安全に貢献〜
株式会社 堀内製作所
代表取締役 堀内 実 氏

■抗菌ライトのラインアップや、特徴/効果などをお聞かせください

 

堀内 : 当社の抗菌ライトは、「照明+抗菌作用」といったコンセプトのもとに開発された製品で、人体に有害な紫外線を発する「殺菌灯」と違い、抗菌ライトの光は従来の蛍光灯と同じ性質をもっています。そのため、現在使用されている照明の代替えとして使用することも可能であり、直下に人がいても問題ありません。

現状のラインアップは、蛍光灯形(写真2)/電球形(写真3)/ダウンライト形(写真4)/庫内灯形(写真5)の4タイプを用意しています。設置場所としては、ご家庭や職場の食堂/厨房、衛生面で心配となるトイレ/洗面所等に最適で、庫内灯形はトラックやタクシーに導入事例があります。

写真2 抗菌ライト『蛍光灯形』

写真3 抗菌ライト『電球形』

写真4 抗菌ライト『ダウンライト形』

写真5 抗菌ライト『庫内灯形』

 

特徴は、省エネで長寿命はもちろんですが、先程もお話しした殺菌/除菌/消臭/防カビ防止に大きく貢献します。効果としては、例えば食中毒の主たる原因である浮遊菌で約4時間、付着菌でも24時間抗菌ライトの光を照射することで、大腸菌/黄色ブドウ球菌を99.9%死滅させる効果が確認されています(写真6)。また、近年流行がみられるノロウイルスについても、20W形蛍光灯タイプを使用した場合は4時間で75%、8時間で90%の不活化、40W形蛍光灯タイプを使用した場合は4時間で35%、8時間で84%の不活化がそれぞれ確認されています。さらに、感冒性のインフルエンザウイルスについても不活化効果があり、H1N1型のウイルスにて、4時間で74%、8時間で94%、未照射品対比での不活化効果が確認されています。

写真6 大腸菌/黄色ブドウ球菌への効果

 

今紹介したのは、すべてISO/IEC 17025の認定機関で試験を実施した事例で、この他にも色々と効果が見込めた事例はいくつもあります。また、現在感染拡大が懸念されているコロナウイルスについても、各方面から協力の相談などが来ており、効果の有無を含め専門機関などと連携しながら対応を協議している状況です。

 

会社名
株式会社 堀内製作所
所在地
山梨県山梨市