エレクトロニクス機器の多機能化・高性能化を支える世界最先端の電子部品・材料や製造・実装・検査装置が出展される展示会『第4回 ネプコンジャパン[秋] -エレクトロニクス開発・実装展-』が9月17日(水)〜19日(金)の3日間、幕張メッセで開催された。
同展示会は、『第4回 インターネプコンジャパン[秋]』『第2回 パワーデバイス&モジュールEXPO[秋]』『第4回 電子部品・材料EXPO[秋]』の3展示会で構成されており、国内外のエレクトロニクス、半導体・センサ、電子部品、自動車・電装品メーカーとの商談の場としても定着。また、『第4回 オートモーティブワールド[秋]』『ファクトリーイノベーションWeek[秋]2025』が同時開催された。
来場者数は3日間合計で30,905名となった。
■ 会期:2025年9月17日(水)〜19日(金)
■ 会場:幕張メッセ
■ 主催:RX Japan株式会社
■「エレクトロニクスの設計を支えるシミュレーション」をテーマにブースを展開
サイバネットシステム(株)は、パネルで具体的な説明を添え、EMI、EMC、PCB熱問題などの技術課題を解決するソリューションなどの展示を行っていた。
同社ブースのテーマは、「エレクトロニクスの設計を支えるシミュレーション」。レーダーやモータなどのエレクトロニクス製品の開発効率化や品質向上を目的として展開する、各種ソフトウェアの販売/開発、幅広い分野に提供されているさまざまなソリューション、技術サポートやコンサルティングなどのサービスを紹介していた。

EMI、EMC、PCB熱問題などに関するソリューションを紹介していた同社ブース
■ナノレベルからミリレベルの広い測定ニーズに対応
レーザーテック(株)は、ハイブリッドレーザーマイクロスコープ『OPTELICS HYBRID+』の展示を行っていた。
同製品は、高倍率/高分解能/高コントラストの『レーザーコンフォーカル』、高精細24bitフルカラー観察/高視野観察・測定/サンプルに最適な波長選択の『白色コンフォーカル』という2つのコンフォーカル光学系をベースに、平坦面上のナノレベルの傷や異物を可視化する『微分干渉観察』、ミリレベルの広視野でナノレベルの形状測定『垂直式白色干渉測定』、オングストロームレベルの形状測定『位相シフト干渉測定』、ナノレベルの透明膜厚測定『反射分光膜厚測定』の機能を1台に搭載。ナノレベルからミリレベルの広い測定ニーズに対応する。

ハイブリッドレーザーマイクロスコープ『OPTELICS HYBRID+』
■次世代の電気・電子分野の製品開発に貢献する各種技術
ユニチカ(株)は、耐溶剤性中空糸膜モジュール『WINSEP』をはじめとした次世代の電気・電子分野の製品開発に貢献する各種技術の紹介及び展示を行っていた。
WINSEPは、有機溶剤系で使える全く新しい分離膜で、分離サイズの異なる膜種MF/UF/NF(溶媒や溶質の性質によって分離可能サイズが変わる)を用意。溶剤中からナノ微粒子や溶解ポリマ成分を分離可能、非加熱プロセスなので熱に弱い成分も分離可能、蒸留代替で省エネ/省資源/低コスト化に貢献などの特徴をもつ。

パネルでの説明と製品展示が行われていた同社ブース
■要望に合わせたクリーンテクノロジーを提供
蒲田工業(株)は、『防爆クリーンブース』『塗装ブース用クリーンルーム』『恒温恒湿クリーンルーム』を紹介するパネル及び模型の展示を行っていた。
防爆クリーンブースは、化学・薬品工場などの1種/2種/0種の引火爆発危険性場所で使用可能、傷・腐食防止や美観向上が図れるアルマイト処理を施したアルミ材を本体/板材に使用。塗装ブース用クリーンルームは、洗浄度クラス1,000〜10,000まで対応可能。恒温恒湿クリーンルームは、計測室/調合室/実験室などの研究施設に最高精度の温湿度制御を実現するなど、同社は要望に合わせたクリーンテクノロジーを提供している。

同社ブースでは展開する製品をパネルや模型で紹介
- 会社名
- Gichoビジネスコミュニケーションズ株式会社
- 所在地

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