DX社会の発展に欠かせないセンサをはじめとした電子部品やデバイスから完成品、実装される装置、それらを活用するサービスなどの先進的な製品・技術・情報を集めると同時に、次世代につながる最新のテクノロジーを発信する展示会『センサエキスポジャパン 2025』が、9月10(水)〜12日(金)の3日間、東京ビッグサイトで開催された。
同イベントは、センサに関する製品を展示するだけではなく、テクノロジーを活用した社会や暮らしを提案することなどを基本方針とした展示会で、初開催となった『製造現場DX展』の他、『測定計測展2025』『2025知財・情報フェア&コンファレンス』『TEST2025 第18回 総合試験機器展』『第27回 自動認識総合展』の5展示会も同時開催された。
出展社数は86社、来場者数は3日間合計で6,877名となった。
■ 会期:2025年9月10日(水)〜12日(金)
■ 会場:東京ビッグサイト
■ 主催:株式会社 産業経済新聞社
■『SG-Lab』の各種製品で、快適性などのデータを計測・管理
ホルトプラン(同)は、同社のセンサ商品ブランド『SG-Lab』の各種製品で構成された多点計測システム『SG-Vine/SUWA』の展示を行っていた。
同システムには、快適性指標(PMV)や暑さ指数(WBGT)を算出するPMVセンサ『PMV-20-ONE』、小型3D風向センサ『HWD-20V-ONE-T』などの他、LAN経由でPC等と接続する2センサ対応LANアダプタ『WSensorWLAN』が組み込まれ、異種センサ混在の多点計測が可能なマルチセンサ計測システム『SG-Vine』がデータを収集、『SUWA』が計測値や制御値などのあらゆるデータを管理し、空間の気流や快適性などの分布を可視化する。

多点計測システム『SG-Vine/SUWA』
■MAX120℃の環境下でも使用可能 な、ワイヤ状の圧電センサ
ダイキンファインテック(株)は、高耐熱フレキシブル圧電ワイヤ『PICLIA 圧電ワイヤーセンサー』を使用した評価キットによるモータ振動計測のデモンストレーションを行っていた。
同製品は、ワイヤ状の圧電(ピエゾ)センサ。糸のような細い線で、歪み/振動/衝撃/バイタル信号をセンシングする。高い耐熱性があり、MAX120℃の環境下でも使用でき、物理的な変形に応答するので手袋や衣服越しでもセンシング可能となっている。また、自己発電センシングするので、センサへの給電が不要となっている。

圧電ワイヤセンサ評価キットによるデモンストレーションを実施
■プレート型熱流センサの他、参考出品として産業向けの熱流センサも展示
英弘精機(株)は、小型・高感度なプレート型熱流センサ『HF-01S』の展示を行っていた。
同製品は、ASTM C1046及びISO9869規格に準拠して設計されており、材料の断熱/放熱性性能評価の他、熱マネジメントを考慮した製品設計や製造機械の発熱監視による予防メンテナンスに適している。この他、現在開発中の、超小型のセンシングエリアをもつ産業向けの熱流センサも参考出展されていた。同製品は、製品設計や製造機械、化学反応などの発熱監視、モニタリング、予防メンテナンスなどの用途が考えられている。

ASTM C1046及びISO9869規格に準拠して設計された熱流センサ『HF-01S』
■タッチ液晶やVFD、OLEDなどの各種モジュールを用意
ノリタケ伊勢(株)は、4.3〜10.1インチから選択可能な『高感度タッチ液晶モジュール』をはじめとした、同社が展開する表示器などの展示及び紹介を行っていた。
同ブースは、安定したタッチ動作で簡単に無償PCツールでのUI開発が可能な『高感度タッチ液晶モジュール』の他、真空管構造で−40〜85℃までの広い動作温度範囲の『VFD(蛍光表示管)モジュール』、コンパクトで省電力な『OLED(有機EL)モジュール』、異なるメーカーのIoT機器とつなげることができて、エクセル運用なので月額コストや専用ソフトが不要な『IoTデジタルサイネージ』などを紹介していた。

モジュールごとにパネルで紹介していた同社ブース
- 会社名
- Gichoビジネスコミュニケーションズ株式会社
- 所在地

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