ビジネスコミュニケーションを加速する
BtoB ニュース専門サイト | ビジコムポスト

テクニカルレポート
2024.09.20
TECHNO-FRONTIER 2024

メカトロニクス、エレクトロニクスに関連する専門領域の最新技術と製品が展示されるアジア最大級の専門展示会『TECHNO-FRONTIER 2024』が、7月24日(水)〜26日(金)の3日間、東京ビッグサイトにおいて開催された。

同イベントは、最先端モータ技術のプラットフォーム『第42回 モータ技術展』、最新のモーションコントロール技術と最適ソリューションの『第33回 モーション・エンジニアリング展』他、22の展示会で構成。最新の技術動向が学べる『テクノフロンティア技術シンポジウム』も併催された。

出展社数はリアル展が453社、オンライン展が461社。個別、他展示会相互来場者を合わせた来場者数は3日間合計36,630名(前回比108%)となった。

■ 会期:2024年7月24日(水)〜26日(金)

■ 会場:東京ビッグサイト

■ 主催:一般社団法人 日本能率協会

 

■一般環境から磁場環境まで、様々な環境に対応

 (株)Piezo Sonicは、一般環境用と磁場環境用の超音波モータの展示を行っていた。

同製品は磁石やコイル、鉄芯を使わず、電圧を加えると伸縮する圧電セラミックの振動で回転するというもの。同サイズのDCモータと比較して約5〜10倍の高トルクを発揮する。摩擦を利用した原理によって非通電、非制御状態において姿勢や状態の保持が可能な他、磁場環境用モータはねじ1本に至るまで非磁性材料で構成されているので、MRIなどの磁場環境においても安心して利用可能。

一般環境用、磁場環境用、使用環境に合わせた超音波モータのラインアップ

 

■すでに設計されたテストボードへの接続も簡単

 岩崎通信機(株)は、GaNおよびSiCデバイスの特性評価とシステムレベルの設計開発における測定ソリューションの光アイソレーションプローブ『FF-1500』の展示を行っていた。

同製品は、コンパクトな角度付きプローブヘッド設計で、より短いチップケーブルによる忠実度の高い信号測定が可能。MMCXやスクエアピン接続することで、設計済みのテストボードにも簡単に接続。また、一般的なBNC出力コネクタを備え、50Ωの入力インピーダンスを備えたオシロスコープが使

光アイソレーションプローブ『FF-1500』

 

■従来の巻線型では不可能な小型/薄型/軽量化を実現

 (株)ジェピコは、スイッチング電源用トランス&インダクタ専業メーカーであるペイトンプレーナ社のプレーナ型トランスなどの展示を行っていた。

同製品は、積層構造(プレーナ構造)をもつトランス。1〜10kW出力の製品でも高さ20mmと、従来の巻線型では不可能な小型/薄型/軽量化を実現している。プレーナ型トランスは主要先進国での特許取得済みで、航空機、自動車、鉄道業界をはじめ、日本国内外の幅広い業界で採用実績をもつ。

プレーナ型の各種トランス

 

■12ビットの高精度測定が可能なダブルパルステスト・ソリューション

 テレダイン・レクロイは、パワーデバイスソフトウエアの自動計測により、JEDEC準拠のワイドバンドギャップ(WBG)デバイスの解析を簡単に行えるダブルパルステスト・ソリューションの展示を行っていた。

同ソリューションは、同社の8chオシロスコープや高電圧差動プローブ、電流プローブ、任意波形発生器その他で構成される。12ビットの高精度測定が可能で、最大5パルスまでJEDECで規定されたパラメータを自動計測する。

複数の機器で構成されるダブルパルステスト・ソリューション

 

会社名
Gichoビジネスコミュニケーションズ株式会社
所在地