医療機器の設計／製造に関する専門展示会／セミナである『Medtec Japan 2023』が、インフォーマ マーケッツ ジャパン（株）の主催により、2023年4月19日（水）〜21日（金）の3日間、インフォーマ マーケッツ ジャパン（株）の主催により、東京ビッグサイトにおいて開催された。

同展示会は、『医療用エレクトロニクス展 ElectroMED 

Japan』、『医療ICT・在宅医療展 Smart Health Japan』、『検査キット完成品＆開発展 Test Kit Japan』、『メディカルシティ・災害医療・防災安全展 MedTech City』との併催で、出展社数は441社／団体、3日間の来場者数は14,500名に上った。

■会期：2023年4月19日（水）〜21日（金）

■会場：東京ビッグサイト

■主催：インフォーマ マーケッツ ジャパン（株）

 

■レンズ製造のノウハウを生かした技術／製品展開を

（株）清和光学製作所では、同社のこれまでの取り組みと、製品、有する技術を紹介していた。

同社では、70年のレンズ製造のノウハウを生かし、フラットパネルや半導体電子部品業界に向けて、同社独自の光学系を搭載した装置の納入をしているが、2年ほど前から医療関係からの引き合いも増えはじめたことから、今回、Medtechに初出展したという。樹脂溶着（内視鏡、マイクロ流路、製袋）に力を入れており、電気通信大学とコラボレーションし、特許も保有している。また、UVレーザマーカーにも注力。ブースで紹介されていたのは、樹脂などに対してダメージレス、高発色を実現する製品で、波長355nm、3Wレーザ搭載　2Dマーカー、レーザ発振器、光学系、制御をコンパクトに一体型としたもの。冷却水が不要な空冷仕様となっている。

 

■空気と水を浄化する光触媒

　フォトジェン（株）では、空気と水を浄化する光触媒材料を紹介していた。

素材は安全、安心な酸化チタンで、可視光から紫外光まで優れたガス分解活性を示し、室内でも、ホルムアルデヒドやアルコール、アンモニアなどの悪臭を分解して消臭する。抗菌金属の配合により、場所の明暗を問わず抗菌／抗ウィルス効果を発揮し、クリーンな室内環境を24時間提供する。ブースではこの材料を生かした、光触媒溶液や、靴招集、クローゼット消臭、、ペット周り消臭や水浄化器などへの展開事例を展示していた。

 

■バーコードの印字品質をチェック

　山京インテック（株）は、バーコードの印字品質のチェックを行うバーコードチェッカ『B-IBA』を紹介していた。

印字ラベルの全数の印字品質検査が可能で、印字不良のバーコードの流出防止に貢献し、品質向上をサポート。発行コマンドを解析し、印字内容との照合が可能で、タッチパネルの採用により操作もしやすい。複数バーコードのチェックも可能で、照合履歴も保存できる、コンパクトサイズの装置となっている。

ブースでは、同製品も活用した、UDI対応バーコードラベル簡単発行／印字チェックシステムを案内。手持ちのデータベースを使ってGS1-128バーコードラベルを発行でき、かつ、発行したラベルの印字品質検査を行えるシステムとして注目を集めていた。

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