メカトロニクス/エレクトロニクスおよびそれらに関連する専門領域の最新技術と製品が一堂に集結する展示会『TECHNO-FRONTIER 2021』が、(一社)日本能率協会の主催で、6月23日(水)~25日(金)の3日間、東京ビッグサイト青海展示棟において開催された。
同展示会は、『第39回 モータ技術展』、『第30回モーション・エンジニアリング展』、『第14回 メカトロニクス技術展』、『第36回 電源システム展』、『第2回 電子部品材料展』、『第34回 EMC・ノイズ対策技術展』、『第23回 熱設計・対策技術展』、『第1回 開発・設計DX』『第3回 部品設計・加工技術展』『第1回 非接触Tech』で構成され、同時開催の『INDUSTRY-FRONTIER 2021』、『交通インフラWEEK 2021』、『第7回 猛暑対策展』、『第8回 労働安全衛生展』と合わせ、3日間の総来場者数は10,770名を集めた。
SUMIDA/スミダコーポレーション(株)のブースでは、ハイパワーラインノイズフィルタに関する製品群を展示していた。
ハイパワーラインノイズフィルタモジュール(写真奥)は、バスタータイプの製品。
コモンモード/ディファレンシャルモードステージ、Xキャパシタ、Yキャパシタ搭載で、定格電流は350A。
バスタータイプで定格電流:210Aの挿入型ハイパワーラインフィルタ(写真中列)は、コモンモード/ディファレンシャルモードステージ(写真中列右)と、パイフィルタ(写真中列左)の製品が揃う。
その他、取り付け型ハイパワーラインフィルタ(写真前列)も用意されている。
ハイパワーラインノイズフィルタに関する展示
光進電気工業(株)のブースでは、アウターロータ型フレームレスブラシレスDC モータ『KinetiMax HPDシリーズ』を紹介していた。
同製品は、ステータとロータのセットで提供。
6種類のフレームサイズと3種類のスタック長を選択でき、アプリケーションにマッチする最適な組み合わせを構成することができる。
特に空間的なスペースの制約が厳しいアプリケーションに理想的な製品で、ステータの内径が大きく、それに合わせて大きなボールベアリングを組み込むことができ、広く開いた開口部にケーブルを通すことが可能。
アウターロータ型フレームレスブラシレスDCモータの展示
ハイウィン(株)では、状態可視化システム搭載のボールねじ『i4.0BS』を、デモを交えて紹介していた。
同製品は、Edge Computing Moduleにより、ねじの状態を可視化。
振動監視、予圧監視、温度監視、異常診断、部品疲労分析、潤滑状態分析などを行い、予期しないシャットダウンや、加工精度の低下を未然に防ぎ、効率的でエコな生産ラインを実現する。
状態可視化システム搭載のボールねじ『i4.0BS』に関する展示
山洋電気(株)のブースでは、モーションコントローラ『SANMOTION C S100』を紹介していた。
同製品は、高速フィールドバス EtherCAT インタフェースを搭載。
ロボット制御ができる高機能タイプ(型番『SMC100-A』)と、PTP(Point-to-Point)位置決めに特化したタイプ(型番『SMC100-B』)から選択できる、組み立て装置、搬送装置の制御に最適な製品である。
Webサーバ機能を有し、シーケンス制御、モーション制御、ロボット制御を実現する。
モーションコントローラ『SANMOTION C S100』に関する展示
THK(株)では、ルートテープレスで、今までにない新しい誘導方式を採用した搬送ロボット『SIGNAS』を紹介していた。
同製品は、同社独自開発の、第3の走行技術である「サインポストカメラ認識誘導式」を採用。
その制御システムによって、自立移動を可能にする。
目印(サインポスト)を設置するだけでOKで、設定も簡単なのでプログラム知識も必要なし。
初期設置工事が早く、設置コストも 安価。
レイアウト変更が手軽に行えるのも特徴となっている。
積載タイプと牽引タイプを用意している。
搬送ロボット『SIGNAS』
双信電機(株)では、同社製「高圧大電流ノイズフィルタ」の用途に関する展示を行っていた。
急速充電器への用途として、EVの急速充電方法のひとつである「CHAdeMO C2」の合格事例をパネルで紹介。
また「CHAdeMO」200kW対応LISNも導入予定であるという。
発電/蓄電システム用途としては、大電流DC用ノイズフィルタ『HF2000E-SJBシリーズ』、大電流AC用ノイズフィルタ『HF3000C-SJBシリーズ』を紹介。
来場者はそれぞれの事例に関して、説明に聞き入っていた。
「高圧大電流ノイズフィルタ」に関する展示
(株)ハーモニック・ドライブ・システムズでは、軽量、扁平ユニットタイプのハーモニックドライブ『CSF-ULWシリーズ』を紹介していた。
同製品は、ユニット製品の主力である同社の『CSF-2UH』タイプの構造と設計を一新し、これまでにない軽量化と扁平化を実現したもの。
ロボットの先端軸や、各種機械装置への採用によりロボットや装置の軽量化、コンパクト化、さらにスペックの向上にも役立てることができる。
全5型番による豊富なバリエーション展開で最適なスペックを選ぶことができる。
『CSF-ULWシリーズ』に関する展示
次回の同展示会は、まず、リアル展示会を2022年7月20日(水)~22日(金)の3日間、東京ビッグサイト東展示棟において開催。
その後、オンライン展示会を、同年7月25日~7月29日(金)に開催する予定である。
- 会社名
- Gichoビジネスコミュニケーションズ株式会社
- 所在地
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