イノベーションで未来のビジネスを拓く(Bridge to Future Business: Innovating Nanotechnology)をテーマに、国内外のナノテクノロジー技術を集めた世界最大級の展示会『nano tech 2025 第24回 国際ナノテクノロジー総合展・技術会議』が、1月29日(水)〜31日(金)の3日間、東京ビッグサイトにおいて開催された。
同展は、出展者数394団体、小間数478小間、参加国16か国の規模で開催され、3日間の来場者数は同時開催展合計で42,089名を集めた。
■ 会期:2025年1月29日(水)〜31日(金)
■ 会場:東京ビッグサイト
■ 主催:nano tech実行委員会
■先端マテリアルの研究開発や品質管理の効率化に貢献
(株)堀場製作所は、先端マテリアルの研究開発や品質管理の効率化に貢献するレーザ回折・動的画像式粒子径・形状解析装置『Partica』の展示を行っていた。
同製品は、レーザ回折・散乱式による粒子径分布の測定結果と、動的画像解析式による粒子形状の解析結果を約1分で得ることができる。2つの測定手法で同一個所を同時に測定することにより、大きさと形状の両方が重要な医薬品の吸収効率や、生産性に影響する粉体の流動性の解析を短時間化するなど、幅広い市場の研究開発や品質管理向上に貢献する。
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レーザ回折・動的画像式粒子径・形状解析装置『Partica』
■粒子をサイズごとに分級し、検出
昭光サイエンス(株)は、粒子をサイズごとに分級し、検出することにより粒度分布を測定するキャピラリー式粒度分布測定器『CHDF-4000』の展示を行っていた。
一般的に光散乱を用いた原理の場合、粒子径が大きいほど光散乱強度が増し、多分散系のサンプルでは非常に解析が複雑になり、分布の広いサンプルの正確な粒度分布測定は期待できなくなる。同製品は、粒子を大きさごとに分級することにより、多分散系のサンプルをより正確にかつ高分解能に測定することができる。粒度分布測定の結果を品質管理に利用する際には、平均粒子径および標準偏差のみならず詳細な分布形状の識別が、製品の良品と不良品の判定には重要となるため、同製品のような粒度分布の演算処理に仮定法を用いない装置が有効となる。
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キャピラリー式粒度分布測定器『CHDF-4000』
■最高圧200MPaで新素材の開発や処理回数の減少に貢献
(株)コスにじゅういちは、最高圧200MPaで新素材の開発や処理回数の減少に貢献する高圧無脈動ホモゲナイザー『N2000』の展示を行っていた。
同製品は、高圧/無脈動/自動圧力制御の3つの特徴により、安定した処理が可能。食品、塗料、化粧品、ナノファイバ製造など様々な分野で応用が期待できる。同社では、小型機の貸出、サンプル送付、サンプルテストに対応している。
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高圧無脈動ホモゲナイザー『N2000』
■1ヘッドでガス種依存性の無い広帯域測定を実現
バキュームプロダクツ(株)は、(株)カーボンフライのブース内において新製品の水晶式隔膜真空計『QG1000』の展示を行っていた。
同製品の主な特徴は、①1ヘッドでガス種依存性の無い広帯域測定を実現、②水晶振動式感圧素子の採用による高精度、③高分解能/内蔵コントローラーによりマルチI/O対応、④熱遷移誤差のないヒータレス/腐食性ガスに対応、などが挙げられる。
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水晶式隔膜真空計『QG1000』
同展示会の次回開催は、2026年1月28日(水)〜30日(金)の3日間、東京ビッグサイトにて予定されている。
- 会社名
- Gichoビジネスコミュニケーションズ株式会社
- 所在地

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