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テクニカルレポート
2020.02.07
CEATEC JAPAN 2019

 

 

 あらゆる産業・業種による「CPS/IoT」と「共創」をテーマとしたビジネス創出のための、人と技術・情報が一堂に会する展示会『CEATEC JAPAN 2019』が、10月15日(火)~18日(金)の4日間、CEATEC JAPAN実施協議会の主催により、幕張メッセにおいて開催された。
 今回は、トータルソリューション、デバイス&テクノロジー、スマートX(エックス)、Society 5.0 TOWN、Co-Creation PARKに分かれた展示内容で行われ、4日間の登録来場者数は、144,491人を集める結果となった。


 アンリツ(株)は、最大9kHz~54GHzをカバーし、優れたRF性能、高速測定を実現する高性能ハンドヘルドスペクトラムアナライザ『フィールドマスタ プロMS2090A』の展示を行っていた。
 同製品は、非常に優れたRF基本性能に加え、占有帯域幅測定やチャネル電力測定などの測定機能、6トレース、12マーカ、自由度の高いリミットライン(しきい値)機能、多彩なデータ保存機能、EthernetとSCPIコマンドによるリモート制御など、様々なシーンで柔軟に使用できるバッテリ駆動のハンドヘルドスペクトラムアナライザ。

 標準で20MHz帯域幅、オプションで50MHz帯域幅とさらに100MHz帯域幅へ拡張が可能。

 


高性能ハンドヘルドスペクトラムアナライザ
『フィールドマスタ プロ MS2090A』

 

 


 コーデンシ(株)は、単位体積当たりのほこり量を検出するほこりセンサ『HIC192』の展示を行っていた。
 同製品は、空間に浮遊するほこりに赤外線を照射し、その散乱光を検出することで、ほこり量を検出するセンサ。

 信号処理回路を内蔵し、ほこり濃度をPWM信号で出力する。

 主な仕様は、検出対象粉塵径:1~2.5μm、検出粉塵量:20~400μg/m3、検出分解能:5μg/m3、外形:30×25×13mm、など。

 空気清浄機(清浄度判定)、空気質モニタなどの用途に適している。

 


ほこりセンサ『HIC192』

 

 

 

 (株)シーイーシーは、リアルタイム監視により迅速な判断を支援する工場情報基盤システム『VisualFactory』の紹介を行っていた。
 同製品は、設備/人/モノのIoTデータを収集し、相互に紐づけて可視化する工場IoTシステムを構築するサービスで、IoTデータを製造現場が必要とする情報に変換してフィードバックすることにより、迅速な意思決定と品質/コスト/納期/安全性の向上を支援する。

 現場対処/計画改善の両面で役立つ、現場で効果が出る仕組みを短期間で構築、設備/人/モノのIoTデータで生産現場全体を見渡すなどの特徴をもっている。

 


工場情報基盤システム『Visual Factory』

 

 

 

 沖電気工業(株)は、2019年4月に行われた社内アイデアコンテスト「Yume Pro チャレンジ2018」で大賞に輝いた『AIエッジロボット』のコンセプト展示を行っていた。
 同製品は、管理対象の施設を360度視点でリアルタイムに俯瞰できるAI機能を搭載し、自律的に広範囲な施設の監視を可能にする。

 また、ロボット単独では作業が難しい状況では、オペレータが遠隔でロボットを制御することで高度な対応も可能。

 これにより、オペレータ1人で約10台程度のロボットを同時に遠隔制御することで、生産性を高めることができる。

 


『AI エッジロボット』

 

 

 

 FDK(株)は、高電圧/高容量の『SMD対応小型全固体電池』の参考出展を行っていた。
 同製品は、電解質をはじめ正極/負極両材料などすべてを固体化した次世代二次電池で、すべてを酸化物セラミックスで形成したことにより、電解液の漏れや発火燃焼などの心配がなく、広い使用温度範囲で高い安全性を示す。

 独自の材料技術と積層技術などにより、高電圧、高エネルギー密度を実現。

 


『SMD対応小型全固体電池』

 

 

 

 京セラ(株)は、人/物の位置追跡や状態監視を手軽に実現するGPSマルチユニット『LU1CM012/013』の展示を行っていた。
 同製品は、外部給電タイプ(LU1CM012)とバッテリ内蔵タイプ(LU1CM013)の2種類を用意し、省電力設計で安心の長時間稼働を実現。位置情報に加え、環境データもあわせて計測することが可能。

 内蔵バッテリと外部給電、外部アンテナへの接続、そしてUARTの汎用インタフェースを利用した外部機器との接続など優れた拡張性を備え、ニーズや用途に柔軟に対応することが可能。

 


GPSマルチユニット『LU1CM012/013』

 

 

 

 セイコーインスツル(株)は、冷凍/冷蔵庫内の温度監視に最適なワイヤレス温度センサノード『SW-42P01-1101/1201』の展示を行っていた。
 同製品は、電気/配線工事が不要で簡単に設置することができ、さらにオプションのマグネットを使用することで、鉄部であればどこでもポンと置くだけで設置完了。

 低消費電力設計により、−30℃の環境下においてバッテリ寿命10年を実現し、設置後の10年間は電池交換の必要がない。

 アンテナをケースに内蔵するなどの防水構造により、防水/防塵保護等級IP66に準拠し、厳しい環境下でも安心して使用できる。

 


ワイヤレス温度センサノード『SW-42P01-1101/1201』

 

 

 

 浜井電球工業(株)は、照明に無線LANとカメラを組み合わせ付加価値を付けた『カメラ内蔵照明システム』の参考出展を行っていた。
 同製品は、各所に設置したカメラ内蔵照明に専用アプリを組み込んだ端末で近づき、周囲にある認識した個別のカメラ付き照明の動画の閲覧や保存データを無線で転送するシステム。

 既存照明に組み込むことで、新たに配線することなく簡単に監視システムを構築できる。

 記録データの暗号化、専用端末のみデータの取り扱いが可能とセキュリティ面も対策済み。

 


『カメラ内蔵照明システム』

 

 


 同展示会の次回開催は、2020年10月20日(火)~23日(金)の4日間、幕張メッセにて開催される予定

 

 

会社名
Gichoビジネスコミュニケーションズ株式会社
所在地