ビジネスコミュニケーションを加速する
BtoB ニュース専門サイト | ビジコムポスト

テクニカルレポート
2024.09.02
電子機器トータルソリューション展 2024

電子回路関連技術の総合展示会である『電子機器トータルソリューション展 2024』が、6月12日(水)〜14日(金)の3日間、東京ビッグサイトで開催された。

同展示会は『JPCAShow 2024』、『JISSO PROTEC

2024』、『JIEPマイクロエレクトロニクスショー』、『メタバースデバイス展』、『WIRE Japan Show 2024』、『Electronics Component &UnitShow』、『E-Textile/Wearable』、『Smart Sensing』、『無人化ソリューション展』、『Edge Computing』で構成され、3日間の総来場者数は48,334名を集めた。

■ 会期:2024年6月12日(水)〜14日(金)

■ 会場:東京ビッグサイト

■ 主催:(一社)日本電子回路工業会(JPCA Show)、他

 

■高効率、最適化、高品質な生産プロセスの実現

 JUKI(株)は、「高効率、最適化、高品質な生産プロセスの実現でお客様の課題を解決」をテーマに、高速フレキシブマウンタ『LX-8』をはじめとした実装工程および、新製品のマルチタスクプラットフォーム『JM-E01』などを含む前後工程の最新ソリューション、工程間を連携するシステムソリューションなど、工場の稼働率向上を実現する各種ソリューションの展示を行っていた。

その中で『LX-8』は、2ヘッド仕様クラス最高水準105000CPHの高速搭載とコンパクトなマシンサイズで高い面積生産を実現するマウンタ。20本のノズルで連続吸着/高速搭載するプラネットヘッド『P20S』と、部品高さに合わせてヘッド高さが可変し、大型部品を高速搭載する『匠ヘッド』を生産品目に合わせて選択することができる。

高速フレキシブマウンタ『LX-8』

 

■様々なリフロープロファイル条件を実現

 (株)マルコムは、基板が静止した状態で、様々なリフロープロファイル条件を実現できるコンパクトな静止型リフロー装置『RDT-250EC』の展示を行っていた。

同製品は、小型ながら高い加熱性能で試作、加熱テスト、評価、生産まで対応可能な進化したニューモデル。タッチパネルディスプレイで装置状態が確認でき、ヒータ構成の見直しにより旧モデルとの比較で50%の省電力性能を実現。MAX400℃の高温リフローに対応。また、自動プロファイル機能の向上でプロファイル設定が簡単にできる。

静止型リフロー装置『RDT-250EC』

 

■「Perfect Fit Automation」を新たなコンセプトに

 ヤマハ発動機(株)は、SMTの新たなコンセプトとして「Perfect Fit Automation」を掲げ、各種製品やサービスの展示を行っていた。

「Perfect Fit Automation」は、SMT生産工程の上流から下流までのすべてのプロセスで、様々な生産現場の状況に応じ、最適な自動化を提案するもの。各プロセスごとに自動化の提案を行うことで、多種多様な設備やシステムとも適切に連携させ、工場全体を最適化するスマートファクトリーの具現化を目指していく。

ブース内では、「生産計画」、「生産準備」、「生産中」、「トラブルシュート」、「メンテナンス」、「検査」の6つの生産プロセスごとに、自動化/自律化を具現化する豊富なソリューションの提案を行っていた。

同社の展示ブース

 

■更なる自動化、柔軟な対応力、生産最大化を目指して進化

 (株)FUJIは、更なる自動化、柔軟な対応力、生産最大化を目指して進化する同社の“R世代機”として、印刷機『NXTR PM』、実装機『NXTR Aモデル』/『NXTR Sモデル』/『AIMEXR』をメインに展示を行っていた。

その中で拡張型オールインワン装着機『AIMEXR』は、進化したプラットフォームに、様々な生産への対応力と柔軟性を実現する最新機能を搭載したハイエンドモデル。新規生産の立ち上げを迅速に行うNPI対応や、一括段取り替えによる生産品種切り替えの即時対応など、フレキシブルな生産に強みを発揮する。AIMEXシリーズの特徴である汎用性を継承しつつ、新たなセンシング機能による高品質と大量生産を含めた高生産性を実現する。

同社メイン展示の一部

会社名
Gichoビジネスコミュニケーションズ株式会社
所在地