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テクニカルレポート
2025.08.22
第37回 ものづくりワールド東京

製造業ユーザーの課題解決に貢献する製品 ・ 技術が一堂に集結する『第37回 ものづくりワールド東京』が、7月9日(水)〜11日(金)の3日間、幕張メッセで開催された。

同イベントは、『設計 ・ 製造ソリューション展』『機械要素技術展』『ヘルスケア ・ 医療機器 開発展』『工場設備 ・ 備品展』『次世代3Dプリンタ展』『製造業サイバーセキュリティ展』『スマートメンテナンス展』『計測 ・ 検査 ・ センサ展』『製造業DX展』『ものづくりODM/EMS展』の10の展示会で構成。業界のキーパーソンが登壇するセミナーの他、『次世代小型モビリティLean3 展示 ・ 試乗体験』などの各種イベントも行われた。

出展社数は1975社、来場者数は3日間合計で55,749名となった。

■ 会期:2025年7月9日(水)〜11日(金)

■ 会場:幕張メッセ

■ 主催:RX Japan(株)

 

■現場作業のミス98.3%削減などの実績をもつ現場DXプラットフォーム

 (株)カミナシは、現場DXプラットフォーム『カミナシ』の提案を行っていた。

同製品は、帳票/設備保全/研修 ・ マニュアル/コミュニケーションにおけるDX化をサポートするツール。設備保全では部品/修理記録/点検記録/保全計画などの情報が集約された設備カルテを構築し、設備ごとに履歴情報を見える化。設備停止リスクの最小化を実現している。これまでに、現場作業のミス98.3%削減、管理者の確認工数95.8%削減、レポート作成業務99.0%削減、教育時間50.0%削減などの実績がある。

現場DXプラットフォーム『カミナシ』の提案を行っていた同社ブース

 

■作業指示書や各種ポップなどの表示に適したA4サイズのワイヤレス電子ペーパー

 長野日本無線(株)は、何回でも再利用が可能で環境 ・ 資源保護に貢献する『ワイヤレス電子ペーパー(A4アクティブタイプ)』の展示を行っていた。

同製品は、920MHz特定省電力無線を使用することでパッシブタイプ比で長距離伝送に対応、カラー表示のA4サイズなので生産現場の作業指示書 ・ 小売店のポップ ・ カタログなどの表示や多彩な表現が可能、高感度アンテナ ・ 低消費電力電子ペーパー ・ 高速書き換えを実現などの特徴をもつ。解像度は150ppi、ピクセル数は1600×1200となっている。

『ワイヤレス電子ペーパー(A4アクティブタイプ)』

 

■1秒間に2万回以上発生する正と負の衝撃波でバリ取り/洗浄

 (株)ブルー ・ スターR&Dは、キャビティーション強化システム付きの汎用超音波洗浄装置『PERION-EH』の展示を行っていた。

同製品は、強力な超音波を放射して6〜10mmφの球状星雲型のキャビティ(微小真空核群)を無数に発生(=キャビティーション強化システム)させ、1秒間に2万回以上発生する正と負の衝撃波により、バリ取り/洗浄を行う装置。同システムの他、上下揺動装置、真空連続脱気装置、濾過器 ・ 真空機器、水平開閉シャッターなどが装備されている。

汎用超音波洗浄装置『PERION-EH』

 

■手軽に荷重-変異測定や分析が行える『FSA』シリーズ

 (株)イマダは、最大5000Nまで対応している荷重-変異測定ユニット『FSA』シリーズの展示を行っていた。

同シリーズは、手軽に荷重-変異測定や分析が行える、フォースゲージ/アタッチメント/ソフトウエア/計測スタンド/接続ケーブルのユニット。簡単にセットアップでき、フィーリング試験(感触測定)や材料の特性評価ができる。荷重-変異グラフ(F-S曲線)を作成するソフトウエアが高速データ通信(2000

Hz)で微小な変化も正確にグラフ描画するなど、高度な測定分析が可能となっている。

荷重-変異測定ユニット『FSA』シリーズ

会社名
Gichoビジネスコミュニケーションズ株式会社
所在地