自動認識技術／ソリューションの専門展『第26回 自動認識総合展』が、9月11日（水）〜13日（金）の3日間、東京ビッグサイトにおいて開催された。

同展示会は、“AUTO-ID for DX 未来を形にする自動化ソリューション”をテーマに、自動認識の先進技術や「画像認識×AIゾーン」が設置され、近年注目されている技術が紹介されていた。また、事例でわかる自動認識（出展企業のパネル展示＝DXを推進する業種別自動認識システムの事例）や自動認識システム大賞受賞作品の発表など、多彩な企画が用意され、3日間の来場者数は8,217名を集めた。

■ 会期：2024年9月11日（水）〜13日（金）

■ 会場：東京ビッグサイト

■ 主催：（一社）日本自動認識システム協会

 

■極めて狭い指向性を実現し電波の広がりを抑制

　マスプロ電工（株）は、極めて狭い指向性を実現し電波の広がりを抑制する狭指向性平面アンテナ『RAF4031』の展示を行っていた。

同製品は、反射波が発生しやすい倉庫などの環境においても、アンテナ近傍にある不要なタグを認識しないよう、狭指向性を実現しつつサイドローブを抑制したアンテナ。電波の読み取り角度は、水平約22°、垂直約67°の極めて狭い指向性を実現。

 

■バーコード／文字認識OCR／有無検査を1台でカバー

　（株）マーストーケンソリューションは、バーコード／文字認識OCR／有無検査を1台でカバーする固定式コード＆ビジョンシステム『MCV-F1000』の展示を行っていた。

同製品は、バリフォーカルシステムを採用し、オートフォーカス、3倍ズーム搭載のコードリーダにマシンビジョン機能を追加した。難読条件をクリアする高い読み取り性能、シンボルとOCRを同時に読んで照合、個数検査も可能（有無検査）などの特徴を有している。

 

■ラベルにプリンタで追刷りするデータの検査が可能

　シリウスビジョン（株）は、ラベルにプリンタで追刷りするデータの検査が可能な一体型ロールラベル検査機（横軸）『S-Lab Combi』の展示を行っていた。

同製品は、ラベルにプリンタで追刷りするバーコードや英数字の印字を検査する用途をはじめ、ラベル絵柄の検査も可能なロールラベル検査機で、ロールtoロールモデルとプリンタ連動モデルを用意している。

 

■音声と画像を低消費電力でライブ伝送

　（株）ソリトンシステムズは、音声と画像を低消費電力でライブ伝送できるウェアラブルカメラ『Eco camera』の展示を行っていた。

同製品は、小さく軽いため、メガネや帽子、カバン、高い場所に取り付けることもでき、どこでも自由に使用できる。内蔵バッテリーで約1時間動作し、ACアダプタを使えば連続動作も可能。また、AndroidスマートフォンとPCに接続することができる。

 

同展示会の名古屋開催は、2025年2月18日（火）〜19日（水）の2日間、名古屋市中小企業振興会館（吹上ホール）において予定されている。