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テクニカルレポート
2020.02.21
第2回[名古屋]ネプコン ジャパン
エレクトロニクス開発・実装展

 

 エレクトロニクス開発、製造、検査に関する専門展「第2回 [名古屋]ネプコン ジャパン エレクトロニクス開発・実装展」が9月18日(水)~20日(金)の3日間、ポートメッセなごやにおいて、リード エグジビション ジャパンの主催により開催された。
 同展示会は、「第2回 [名古屋]スマート工場 EXPOIoT/AI/FAによる製造革新展」、「第 回 [名古屋]ロボデックス ロボット[開発]・[活用]展」、「第2回 [名古屋]オートモーティブ ワールド」との共催で、会期中の来場者は同展示会だけで5,278名、併催展を含めると36,897名に上った。


 

 

 メイショウ(株)では、1台でリワーク作業の全工程を完結でき、短納期や小ロット特殊基板にも対応するプラットフォーム型リワーク装置『MS9000SEシリーズ』を紹介していた。
 同製品は、スキルレスで極小部品、特殊部品までリワークの自動化を実現する装置。

 使い分け可能な自動機能(セミオート/オート)を有しており、ユーザーは画面を見ながら必要な設定をするだけ。

 難しい作業はマシンが自動で行う。

 また、「位置合わせ」「温度プロファイル作成」「残留はんだクリーニング」の、3つのスキルレス機能をはじめとする各機能により、未経験でも簡単に操作可能。

 さらに、多様化する電子基板や部品に合わせて、機能の拡張ができるので、1台で幅広いリワーク作業に対応させられる。

 すべての面で20μm以内の高精度を誇り、品質の高いリワーク作業が行え、同時に高い操作性を両立している。

 


プラットフォーム型リワーク装置『MS9000SEシリーズ』

 

 

 

 (株)オービットでは、同社の自動外観センサ『FIS-100』を適用した検査装置と検査ロボットを紹介していた。

 『FIS-100』はあらゆる対象物に適用可能で、良品と同じものだけをOK、そうでなければNGと、シンプルな考えで判定する点が大きな特徴。

 設定がシンプルなので想定外の欠陥にも対応することができる。

 このセンサを適用したガラスステージ式両面外観検査装置は、ガラス面を利用して両面検査をするので、複雑な反転機構や反転に要する時間が不要で、簡単かつ正確に製品を両面検査する。

 これにより、人力の10倍の速度で検査を実施。多品種対応で、汎用性が高く、また見逃しなしで確実に検査する。

 同様に、同センサを採用した立体物自動外観検査ロボットは、多軸ロボットと回転テーブルを組み合わせたもので、テーブル上に検査対象物を乗せると、固定したカメラでくまなく高速検査する、というもので、向きや置き方を気にする必要がない。

 


ガラスステージ式両面外観検査装置

 

 

 

 アズビル太信(株)では、電子基板の一貫生産(設計開発/部材調達/基板ASSY/ケーシング/検査)に対応する他、電子基板ASSYだけでなくケース組み付け(ケーシング)や配線にも対応可能であるという、同社の先進の事業内容と強みを中心に紹介していた。

 ブースでは、同社のパートナー企業である、さくらインターネット(株)製のLTEモジュールを搭載した温湿度センサ/熱電対/液面センサ/人感センサを搭載したIoTデバイスを展示。

 スマート工場の実現など、ニーズに合った仕様に対応してくれるものとして注目を集めていた。

 また同社では、JTAGバウンダリスキャンテストを生産工程に導入することでBGA部品の実装検査を可能としており、BGA部品の実装品質の向上を実現させたことも強みとしている。

 ブースは同テスタを扱うアンドールシステムサポート(株)との共同出展で、テスタのデモ展示も行われていた。

 


アズビル太信(株)のブース

 

 

 

 同展示会の次回開催は、2020年10月21日(水)~23日(金)の3日間、ポートメッセなごやにて開催される予定。

 

 

会社名
Gichoビジネスコミュニケーションズ株式会社
所在地