2022年10月26日(水)~28日(金)の3日間、ポートメッセなごやにおいて、自動車業界における先端テーマの最新技術が一堂に出展される専門展「[名古屋]オートモーティブ ワールド 2022 クルマの先端技術展」が、RX Japan(株)の主催によって開催された。
(株)FUJIと(株)羽根田商会のブースでは、高密度大気圧プラズマユニット『Tough Plasma』に関する展示を行っていた。
同製品は、独自のヘッド構造から生成される高密度ラジカルによって高速処理や長ギャップ照射を実現するもの。
近年、自動車メーカーでは軽量化に対するニーズが高く、「樹脂と金属などの貼り合わせ」などへの要望が増えているという。
そこで、表面改質することで異素材同士でもはがれにくい接着剤接合を実現しようとプラズマ技術に注目が集まっている。
同ブースでは、多関節ロボットにプラズマの装置を装着したデモを実施。
ロボットを用いることで、エラーも少なく、人件費の抑制にも貢献する、として、多くの来場者が説明に耳を傾けていた。
『Tough Plasma』と多関節ロボットを組み合わせたデモ
(株)インタフェースでは、産業用小型コンピュータ 車載CD(Classembly Devices)の新製品(『ETC-L018(L9X)M32』『ETC-L018(W10XC)M32』)を紹介。
同製品は、ファンレス、小型(A5サイズ)で、IntelCore i7を搭載し、最高動作温度範囲:−40~70℃を実現。
同社の最新OSを搭載しており、RobotOSに標準対応。
また、シャットダウン処理をせずに電源断を行うことができ、電源復旧での自動起動も可能。
4K(3840×2160)モニタ対応で最大4画面の多画面表示も可能で、Speedstep/Turbo Boostにも対応する。
産業用小型コンピュータ車載CDに関する展示
チコーエアーテック (株)では、あらゆる塵を除去する小型集塵機のラインアップを紹介していた。
小型風量型集塵機『CBAシリーズ』は付着した微風塵などを掃除機のような力で吸い上げる高圧型の製品でクリーンルームで使用可能。
小径配管やスリット状のノズルを用いた付着粉塵の除去に適する。
レーザクリーン集塵機『CBAシリーズ』はレーザマーキング工程で発生する粘着性の高いヒュームの吸引などに適し、長時間吸引力が低下しない。
ブースでは、二次電池工程でのレーザ溶接による風刺時の集塵や、自動車部品製造工程における金属へのQRコードマーキング時の集塵などのデモを交え、展示を行っていた。
レーザクリーン集塵機(左)と小型風量型集塵機(右)
アテック(株)では、差圧式エアリークテスタ『F620』を紹介していた。
非常に高速かつ正確に、信頼性の高いリークテストを実現するコンパクトサイズの同製品は、カラーグラフィックディスプレイを採用し、ハイコストパフォーマンスを実現。
ブースでは、EV関連部品の漏れ検査への用途を紹介していたが、その他にも、医療機器、ガス機器、電化製品などの用途に適する。
正圧または負圧での差圧式リークテストを実施し、差圧測定レンジ(ΔP)F.S.:500Pa/ 5000Pa(このうち一つを選択)、となっている。
『F620』に関する展示
同展示会の次回開催は、2023年10月25日(水)~27日(金)の3日間、ポートメッセなごやにて開催される予定。
- 会社名
- Gichoビジネスコミュニケーションズ株式会社
- 所在地
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