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テクニカルレポート
2022.09.07
人とくるまのテクノロジー展2022 横浜
エレクトロニクス 実装技術 編集部

世界に向けて最新技術・製品を発信する自動車技術者のための国内最大級の技術展『人とくるまのテクノロジー展2022 横浜』が、5月25日(水)~27日(金)の3日間、パシフィコ横浜において、(公社)自動車技術会の主催により開催された。

今回は、「熱い思いで切り拓こう! カーボンニュートラルへの道」をテーマに主催者企画展示なども行われ、3日間でのべ43,665名を集めた。

 

 

 

三洋貿易(株)は、光、熱、水による劣化を短時間で導き出す小型キセノン促進耐候性試験機『Q-SUN Xe-1』の展示を行っていた。

同製品は、横幅78×奥行き65cmとコンパクトサイズの耐候性試験機で、研究室のデスクに置いて耐候性試験が行える。

キセノン光源は、太陽光の紫外光/可視光のスペクトルと近似したスペクトルをもっており、太陽光による劣化シミュレーションに最適で、特殊な光学フィルタを取り付けることにより、屋外太陽光、窓ガラス越しの太陽光など、使い分けることができる。

また、水スプレー機能を搭載したモデルも用意しており、降雨シミュレーションをすることも可能。

 

小型キセノン促進耐候性試験機『Q-SUN Xe-1』

 

 

ティアック(株)は、自動車のブレーキペダルの踏力を測定する自動車ペダル踏力測定用ロードセル『TC-PF2(T)-G』の展示を行っていた。

同製品は、薄型/軽量で様々なペダル形状に対応し、取り付けも容易にできる。

また、激しい振動でも断線しにくい丈夫なケーブルを採用しているため、ハードな急ブレーキ、悪路走行中なども、実際のペダル操作感覚で検証できる。

同社製ポータブルデジタル指示計『TD-01 Portable』と組み合わせることで、手軽に現場検証が可能。

 

自動車ペダル踏力測定用ロードセル『TC-PF2(T)-G』

 

 

パナソニック インダストリー(株)は、ガルバノスキャニング方式を採用することで、装置の小型化/簡素化を実現するガルバノスキャニング式レーザ加工機『VL-W1シリーズ』の紹介を行っていた。

同製品は、ガルバノスキャニング方式を採用することで、レーザヘッドは内蔵のガルバノミラーでレーザ光を走査するため、ヘッド自体を動かす必要がなく、スカラロボットやXYステージも不要となり、システム設計の工数削減とコンパクトな装置構成に貢献する。

また、レーザマーカで培った技術を活かした同社独自の高性能ファイバレーザを搭載し、高品質な樹脂溶着を実現する。

 

『VL-W1シリーズ』を搭載した

ガルバノスキャニング式レーザ溶着装置

 

 

(株)システムプラスは、音を見える化するCAE Software und Systems社が開発した音響カメラファミリー『SOUNDCAM』の展示を行っていた。

同製品は、目で見ることができない音を可視化するツールで、騒音や異音がどこから出ているのかを可視化することで、原因特定の手掛かりとしたり、効率的な対策立案に貢献する。

 

 

音響カメラの中でも小型で扱いやすいシリーズであり、バッテリを内蔵した持ち運んで使用することが可能な機種も用意している。

自動車に乗り込んだ状態で測定を行うことも可能。

 

音響カメラファミリー『SOUNDCAM』

会社名
Gichoビジネスコミュニケーションズ株式会社
所在地