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テクニカルレポート
2022.01.07
センサエキスポジャパン2021 Autumn

 

 

 センサ・コントロールとその応用技術、機器、システム、ネットワーク、情報が一堂に集結する、センシングに関する専門展示会『センサエキスポジャパン2021 Autumn』が、産経新聞社の主催により、10月6日(水)~8日(金)の3日間、東京ビッグサイトで開催された。

 同展示会は、『第26回フルードパワー国際見本市』、『測定計測展2021』、『第23回 自動認識総合展』、『TEST2021(第16回 総合試験機器展)』との同時開催で、3日間の来場者数は1,714名(センサエキスポジャパン2021 Autumnのみ)を集めた。

 

 

 

 シチズン電子(株)は、静電容量出力の小型感圧センサの参考出品を行っていた。

 同製品は、独自の精密加工技術が結晶した先進的な小型/薄型(サイズ:3.2×3.2×1.3mm)の感圧センサで、防塵性、防水性に優れ、繰り返し押し込み操作に対して、高い耐久性を実現。

 感圧部に加えられた荷重の大きさに応じて静電容量が変化(2段階の検出が可能)。

 抵抗方式に比べて低消費電力を実現(バッテリ搭載機器に適する)。

 

小型感圧センサを搭載した機器のデモ

 

 

 

 (株)プラックスは、電圧変化のみでフォーカス調整が可能な液体レンズ搭載の小型分離ヘッドグローバルシャッターカメラの展示を行っていた。

 同製品は、レンズ前面から3cm~無限遠までフォーカス調整が可能。

 産業用ロボットなど工業用製品/装置組み込みに適している。

 液体レンズの特徴としては、①可動部品が一切なく、数億回サイクルにおよぶ耐久性を実現、②高速でピント調整可能(機械式をはるかに上回るスピード)、③静音、④低消費電力、などが挙げられる。

 

小型分離ヘッドグローバルシャッターカメラのデモ

 

 

 

 フィガロ技研(株)は、Bluetooth搭載機器とペアリングして使用することを目的につくられたBluetoothタイプのアルコール検知器『FALC-31』の展示を行っていた。

 同製品は、様々な成分が含まれる呼気中から、アルコール成分に対し優れた選択性を発揮する電気化学式ガスセンサを搭載。

 電源を入れて息を吹き込むだけの簡単測定で、大型デジタル表示が検知結果を表示する。

 Bluetoothを使用することにより、測定データの転送が可能になり、管理システムと連携することで運輸安全マネジメントに貢献する。

Bluetoothタイプのアルコール検知器『FALC-31』

 

 

 

 椿本興業(株)は、ハイロックス社製の選べる2タイプのデジタルマイクロスコープシステム『HRX-01/RX100』の展示を行っていた。

 フラッグシップモデルの『HRX-01』は、PCと接続して使用する5Mカメラ、4K解像度対応のデジタルマイクロスコープシステム。

 レンズ、スタンドが電動制御対応で、対象物をステージに載せれば、スタンド、レンズに触れることなく、観察が可能。

 また、スタンダードモデル の『RX-100』は、『HRX-01』と同様にPCと接続して使用するデジタルマイクロスコープシステム。

 拡大観察に必要な、観る、撮る、測るの機能は十分に有している。

 

デジタルマイクロスコープシステム『HRX-01/RX-100』

 

 

会社名
Gichoビジネスコミュニケーションズ株式会社
所在地