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テクニカルレポート
2025.01.21
第15回 高機能素材 Week/ 第34回 ファインテック ジャパン/第24回 Photonix

2024年10月29日(火)〜31日(木)の3日間、幕張メッセにおいて、機能性フィルム・プラスチック・セルロース・炭素繊維複合材・金属・セラミックスなど、最先端の素材技術の他、材料の製造加工機械、検査測定分析機器など素材産業に関わるあらゆる技術が一堂に会する展示会『第15回 高機能素材 Week』、電子ディスプレイ(液晶、有機EL、量子ドット、マイクロLED)から、その製造装置、材料、加工技術までが一堂に会する展示会『第34回 ファインテック ジャパン』、ならびに、レーザ加工、光学部品・材料、光計測・分析機器などが出展する、光・レーザ関連技術の総合展『第24回 Photonix』が開催された。

上記展示会を合わせた3日間の総来場者数は、46,813名となった。

■ 会期:2024年10月29日(火)〜31日(木)

■ 会場:幕張メッセ

■ 会期:RX Japan(株)

 

■加工機向けのOEMに最適なファイバレーザモジュールとファイバレーザ発振器

 コヒレント・ジャパン(株)は、加工機向けのOEMに最適な新型プラットフォームのラック型ファイバレーザモジュール『EDGE FL3』及びモジュールタイプと同様に加工機向けのOEMに最適なファイバレーザ発振器『EDGE FL12』を展示、紹介していた。

2製品のうち、『EDGE FL3』は板金加工に最適なファイバレーザモジュールで、『EDGE FL

12』は『EDGE FL3』をコンバイナーで結合した12kWのターンキー発振器となっている。

左がファイバーレーザ発振器『EDGE FL12』、右がファイバーレーザモジュール『EDGE FL3』

 

■液剤の粘度や供給圧力が変動しても安定した吐出量

 (株)エンジニアリング・ラボは、容積軽量式ディスペンサ『Piston PRO 4+』の紹介を行っていた。

同製品は、吐出量をデジタル制御できるプランジャーポンプ方式が採用されており、液剤の粘度や供給圧力が変動しても影響を受けずに安定した吐出量を提供する。水状の低粘度から高粘度(Max.50,000mPa.s)に対応しており、最小吐出量設定値は0.3nLから設定できるので、高精度微量充填に最適。また、消耗部品が少ないので、メンテナンスコストの改善にもつながる。

最小吐出量設定値0.3nLから設定可能な『Piston PRO 4+』

 

■クリーンルームの施工実績3800件以上で、付帯設備工事までを含めてワンストップでの対応が可能

 蒲田工業(株)は、恒温恒湿クリーンルームやコータマシン用クリーンルームなどをパネルで提案するなど、これまでの施工実績が3800件以上になるクリーンルーム・クリーンブースの設計/製作/施工についてブース展開していた。

産業によってクリーンルームに求める要件はさまざま。同社では25年以上にわたり、半導体製造工場や医薬/製薬/化粧品製造工場をはじめ、多種多様な産業におけるクリーン環境構築実績をもっており、付帯設備工事までを含めてワンストップでの対応が可能。

蒲田工業(株)のブース

 

■タッチセンサをはじめとしたさまざまな電子デバイスへの展開を期待

 (株)クレハは、ディスプレイ上にも設置可能な光学用途向け『KFピエゾ フィルム』を使用したタッチディスプレイの紹介を行っていた。

同社の光学用途向け『KFピエゾ フィルム』は、透明性が必要とされるディスプレイ上のタッチセンサをはじめとしたさまざまな電子デバイスへの展開が期待される製品で、保護フィルムを除くフィルムの厚さは40μm。同製品が使用されたディスプレイがブース内に展示してあり、実際に触れて感触を確かめることが可能となっていた。

『KFピエゾ フィルム』を使用したディスプレイ

会社名
Gichoビジネスコミュニケーションズ株式会社
所在地