ビジネスコミュニケーションを加速する
BtoB ニュース専門サイト | ビジコムポスト

テクニカルレポート
2025.11.25
CEATEC2025

開催テーマを『Innovation for All』とし、経済発展と社会課題の解決を両立する『Society 5.0』の実現を目指してあらゆる産業・業種の人と技術・情報が集い、『共創』によって未来を描く展示会『CEATEC2025』が10月14日(火)〜17日(金)の4日間、幕張メッセで開催された。

同展示会は、会場内を『CONFERENCE』『AXパーク』『パートナーズ&グローバルパーク』『ネクストジェネレーションパーク』『General Exhibits』のエリアに分け、ブースを展開。

出展者数は810社/団体、新規出展者数が318社/団体、スタートアップ/大学研究機関出展者数が232社/団体、海外出展者数は29の国や地域より156社/団体、来場者数は4日間合計で98,884名となった。

■ 会期:2025年10月14日(火)〜17日(金)

■ 会場:幕張メッセ

■ 主催:(一社)電子情報技術産業協会(JEITA)

 

■吐出量・混合比の安定した吐出を実現

 (株)日本省力技術研究所は、二液性接着剤を混合吐出するMGPディスペンサの操作性や管理機能を向上させた『ID-200R』の展示を行っていた。

同製品は、容積効率の高いMGP方式のギヤポンプと速硬化樹脂対応のカートリッジ方式ミキサを使用することで、温度や粘度変化等による吐出量変化の影響を受けにくく、長時間にわたって吐出量・混合比の安定した吐出を実現。また、コントローラに取り込んだマイクロギアポンプの基礎データをベースに、吐出量/混合比を数値で設定することができる。

MGPディスペンサ『ID-200R』

 

■偽造防止ソリューション『WEM Technology』を初公開

 長瀬産業(株)は、いかなる印刷機/コピー機を用いても偽造が不可能で確実に偽造品対策や真贋判定が可能な偽造防止ソリューション『WEM Technology』を初公開した。

同ソリューションは、特許取得済みの技術『レーザー透かし』による、裸眼では確認できない陰影透かし、スマートフォンなどのライトで浮かびあがる陰影透かし、ステッカーを傾けることで浮かびあがる陰影透かしなどの他、刻印されたステッカーの貼り付け、金属・樹脂製品への直接刻印、成形金型に刻印して転写など広い製品展開ができるなどの特徴ももつ。

同社ブースでは偽造防止ソリューション『WEM Technology』などを紹介

 

■外径を40mm以下に抑えながら、従来比2倍の心数を実現

 (株)フジクラは、多心一括融着接続が可能な12心間欠固定型光ファイバリボン(SWR)を同社独自技術の細径高密度型光ファイバケーブル(WTC)に実装したノンメタリック仕様のファイバケーブル『細径高密度型光ファイバケーブル 13824心』の展示を行っていた。

同製品は、外径を40mm以下に抑えながら、従来比2倍の心数を実現。SWRは同社技術開発の光ファイバリボン。単心光ファイバを間欠的に接着した構造で柔軟性に富み、光ファイバケーブル内の高密度実装が可能。WTCは、SWRを実装した同社独自技術により開発された細径高密度な光ファイバケーブルで、光ファイバリボンを押え巻きのテープで覆ったシンプルな構造となっている。

『細径高密度型光ファイバケーブル 13824心』

 

■文字や形、形状の類似などで図面の検索が可能

 キャディ(株)は、製造業データ活用クラウド『キャディドロワー』の紹介を行っていた。

同製品は、図面データをアップロードするだけで文字と形で検索可能になる『自動図面解析』、特許取得済みで独自の画像解析アルゴリズムにより形状が類似する図面を検索する『類似画面検索』、図面と合わせて発注価格とサプライヤの情報をまとめて参照可能な『自動発注実績紐付け』などの機能がある他、クラウド事業者側が常に最新のセキュリティ対策を実施、クラウド上に保管されたデータは定期的にバックアップされるのでデータ消失リスクが低いなど、クラウドならではのメリットも備える。

自分の手で『キャディドロワー』を操作できた同社ブース

会社名
Gichoビジネスコミュニケーションズ株式会社
所在地