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テクニカルレポート
2023.07.26
人とくるまのテクノロジー展2023 横浜

国内最大級の自動車技術展『人とくるまのテクノロジー展2023 横浜』が、5月24日(水)〜26日(金)の3日間、パシフィコ横浜において開催された。

リアル開催が30回目となる今回は、499社(1,115小間)出展での開催となり、3日間でのべ63,810名を集めた。

■会期:2023年5月24日(水)〜26日(金)

■会場:パシフィコ横浜

■主催:(公社)自動車技術会

 

■負極にチタン酸リチウムを採用

(株)東芝は、負極にチタン酸リチウムを採用することで、「安全性」、「長寿命」、「低温性能」、「急速充電」、「高入出力」、「広い実効SOCレンジ」に優れたリチウムイオン二次電池『SCiB』の展示を行っていた。

同製品は、高い安全性を確保しながら、20000回(セルの種類や使用条件により特性は異なる)を超えるサイクル寿命、急速充電性能、高入出力性能、低温性能、広い実効SOCレンジなどの優れた特性を有している。自動車、鉄道、産業機器、電力設備、ビルや施設の電源ソリューションなど、用途に合わせて選べる豊富なラインアップを用意している。

リチウムイオン二次電池『SCiB』

 

■高精度と使いやすさを追求

(株)ニコンは、高精度と使いやすさを追求し、幅広いニーズに対応する測定顕微鏡『MM-Series』の展示を行っていた。

同製品は、測定の高精度化やシステムとの連携など、様々な機能を強化した同社ならではの自信作で、今回はMM-400N/800Nシリーズをリニューアル。顕微鏡本体背面側に、スペースが取りにくいユーザー向けに計測コントローラがないS/SLタイプも用意している。また、接続は別置きのレトロカウンタ/DPユニットで行える。

測定顕微鏡『MM-Series』

 

■ステアリングでECG測定を実現

(株)クレアクトは、ステアリングを両手で持つことにより、ECG(心電図)測定を実現するドライバーモニタリングシステム『CardioWheel』の展示を行っていた。

同製品は、ECG信号からADAS(先進運転支援システム)に必要とされるバイオメトリクス認証を行い、疲労と眠気を検知する。ECGをモニタリングすることで、ドライバーの異常などを素早く検知し、ドライバー管理と安全運転に役立てることが可能なシステム。

ドライバーモニタリングシステム『CardioWheel』

 

■対象物のRCSを3次元でリアルタイムに観察可能

 キーコム(株)は、対象物のRCS(レーダクロスセクション)を3次元でリアルタイムに観察可能な、高感度のイメージングレーダ『Model No.RCS-11』の展示を行っていた。

同製品は、機械的な動作でスキャンするため、電子スキャン方式のイメージングレーダに比べて高精細なイメージを取得できる。FMCW化により、同社従来モデル(RCS05)に比べて感度が20dB以上も向上し、より精細なイメージングが可能になっている。さらに、オプションのカメラを使用することで、カメラで撮影した画像とイメージを重ね合わせて分析することができる。

イメージングレーダ『Model No.RCS-11』

会社名
Gichoビジネスコミュニケーションズ株式会社
所在地