2021年10月27日(水)~29日(金)の3日間、ポートメッセなごやにおいて、産業用ロボット、センサシステム・グリッパなどの周辺設備、ロボットの開発技術やAIまでロボットに関する製品・技術が一堂に会する専門展「第4回[名古屋]ロボデックス」が開催された。
(株)エデックリンセイシステムのブースでは、汎用バラ部品フィーダ『BARAC』を紹介していた。
同製品は、画像処理との組み合わせでバラ部品のロボットピッキングを可能にする製品で、1台で多種多様なワークに対応可能。
本体設置幅100mmのコンパクト設計で、高い汎用性を実現するワーク供給ステージを採用している他、必要な時だけワークに振動を与えてピックアップ可能な姿勢を作ったり、振動を与える回数を減らしてワークへの負担を抑えながらワークの姿勢を変更したり、振動の強さを調整することでワークを反転させたりすることができる。
汎用バラ部品フィーダ『BARAC』
HAI ROBOTICS Co. Ltd.のブースでは、ロボット技術とAIアルゴリズムで、効率的でかつスマート、柔軟にカスタマイズされた、各種倉庫オートメーションソリューションを紹介していた。
伸縮昇降ACR『HAIPICK A42T』は、標準高さ3.7m。
保管範囲は0.23~6.5mという広範囲の立体保管空間をカバーし、安定的な走行で小回りが利き、異なる階層間や防火エリア間を往復運行する。
持ち運びが簡単で、配置も迅速に行える。
HAI ROBOTICS Co. Ltd.のブース
(株)石山製作所では、クッションテープ貼付ユニット『HR-KR03』を、デモを交えて展示していた。
同製品は、軽量かつ小型なので、あらゆるロボットアームに接続可能(重量:2kg以下)。
これまで困難とされていたクッションテープの貼り付けを自動化するもので、テープの仕様はロール品で最大外径500mm、テープ幅は10~30mm間。
テープは一度のセットで自動供給され、曲線、曲面にも対応。テープは自動でカットされ、剥離紙も自動で巻き取る。
『HR-KR03』のデモ
リョーエイ(株)では、トヨタ自動車九州(株)と共同開発した、「通い箱デパレタイジング/パレタイジング」に関する展示を行っていた。
これは通い箱に特化したシステムで、様々な種類の通い箱を自動判別してピッキング。
自動化による重筋対策、省人化を実現し、作業者は他の作業の合間にパレットの移動を行うだけでよくなる。
大小様々なサイズの通い箱を検出でき、混載された通い箱でも積み下ろし可能。単に3Dビジョンシステムとロボットを連動動作させるものではなく、目的に合わせたシステムの設計から製作までを一貫して行う。
リョーエイ(株)のブース
同展示会の次回開催は、2022年10月26日(水)~28日(金)の3日間、ポートメッセなごやにおいて予定されている。
- 会社名
- (一社)電子情報技術産業協会 Jisso技術ロードマップ専門委員会
- 所在地
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