メカトロニクス/エレクトロニクスおよびそれらに関連する専門領域の最新技術と製品が一堂に集結する展示会『TECHNO-FRONTIER 2019』が、(一社)日本能率協会の主催により、4月17日(水)~19日(金)の3日間、幕張メッセにおいて開催された。
同展示会は、『第37回 モータ技術展』、『第28回 モーション・エンジニアリング展』、『第12回 メカトロニクス技術展』、『第6回 センシング技術展』、『第1回 部品設計・加工技術展』、『第34回 電源システム展』、『第11回 次世代給電技術展』、『第11回 バッテリー技術展』、『第32回 EMC・ノイズ対策技術展』、『第21回 熱設計・対策技術展』で構成され、同時開催の『INDUSTRYFRONTIER2019』、『第5回 国際ドローン展』、『交通インフラWEEK 2019』と合わせ、3日間の総来場者数は30,447名(昨年:29,072名)を集めた。
シナノケンシ(株)は、高速度カメラ+データロガ+モニタがオールインワンになった波形同期型ハイスピードカメラ『プレクスロガーPL3』の展示を行っていた。
同製品は、高速挙動の映像と波形を同期記録できるため、映像だけでは分からなかった「制御波形と動きの因果関係」を捉えることが可能。
設置と撤収がわずか数分で行えるため、撮影と解析にしっかり時間を使うことができ、シンプルな操作パネルで取り扱いも簡単。
映像計測や信号解析、比較分析が可能で、現場撮影して終わりではなく、現象の原因究明と解析結果レポート・エビデンス作成まで行える。
波形同期型ハイスピードカメラ『プレクスロガーPL3』
(株)計測技術研究所は、設備組み込み電源の定期点検に適したデジタル式リップルノイズメータ『RM-104』の展示を行っていた。
同製品は、オシロスコープによる目視測定と相関の取れる自動測定が可能。デジタルワンタッチ測定による「迷わない測定」を実現できる。
PASS/FAIL判定機能を内蔵し、JEITA測定規格にも準拠。
差動プローブ(電源供給要らずのパッシブ型)が標準添付されている。
デジタル式リップルノイズメータ『RM-104』
横河計測(株)は、優れた精度を達成し、刻々と変化する市場要求にモジュラー構造や多彩なフィルタなどでフレキシブルに対応するプレシジョンパワーアナライザ『WT5000』の展示を行っていた。
同製品は、電力基本確度±0.03%(50/60Hz、定格入力時)を実現するとともに、測定帯域/DC測定確度/力率誤差も大幅に改善し、インバータ/リアクトル/バッテリなども含むシステムの効率をより高精度に測定できる。
従来モデルと同じ筐体サイズながら、最大7入力の電力測定を実現。電力入力はモジュラー構造を採用し、ユーザー側で入れ替えや増設が可能。
プレシジョンパワーアナライザ『WT5000』
(株)ナルコームは、最新のエナジーハーベスティング技術であるEnocean通信を使用したUSB無線フットスイッチの展示を行っていた。
同製品は、電源(電池)を必要としない電磁誘導発電方式を採用し、踏み込む動作で自己発電しているため、電池交換や充電が不要。
PCとのインタフェースにはUSB HIDキーボードを採用し、ハードウエア仕様を意識することなく簡単に組み込み可能。
1台の受信機に複数のフットスイッチを紐づけでき、ペアリングでのキーの切り替えも対応可能。
USB無線フットスイッチ
(株)谷沢製作所は、ヘルメットに取り付けたカメラと、ウエストのケースに入れた送信端末を使って、ハンズフリーで現場の映像を管理者にリアルタイム配信できるリアルタイム情報共有システム『U-BOX WITH』の展示を行っていた。
同製品は、HD画質の映像がリアルタイムで配信でき、計器などの細かい数字も読み取りが可能。
現場で作業しながら利用できるよう、ハンズフリーでの撮影や通話が可能な取り付け具とヘッドセットをオプションで用意。
専用クラウドシステムで低コストに導入して簡単に利用できる。
リアルタイム情報共有システム『U-BOX WITH』
レニショー(株)は、工作機械の直線軸および回転軸の幾何誤差の測定を目的として開発されたアライメントレーザシステム『XK10』の展示を行っていた。
同製品は、コンパクトで多様な取り付け方法に対応し様々な構成で使用できるため、対象の工作機械がどのようなタイプやサイズであっても誤差を測定できる。
デジタル形式でデータを記録し、測定項目ごとに詳細な誤差レポートを出力可能。
従来のアライメントチェック方法につきまとう人為的なミスやレポートエラーを低減できる。
アライメントレーザシステム『XK10』
(株)テクシオ・テクノロジーは、小型/軽量/低ノイズを実現したハイブリッドワイドレンジ直流安定化電源『PSRシリーズ』の展示を行っていた。
同製品は、1チャンネル出力のワイドレンジ直流安定化電源で、最大電圧36Vと60Vの2モデルをラインアップし、最大出力は36V/7A/108W(PSR36-7)、60V/6A/150W(PSR60-6)となっている。
各種保護機能、シーケンス、マスター/スレーブ、USBインタフェースおよびGPIBインタフェース(オプション)により、研究開発をはじめ製造ライン、QC検査など幅広く使用されている。
ハイブリッドワイドレンジ直流安定化電源『PSRシリーズ』
クロマジャパン(株)は、リチウムイオンバッテリー(LIB)セル、電気二重層キャパシタ(EDLC)およびリチウムイオンキャパシタ(LIC)をテストするために設計されたバッテリーセル充放電試験装置『17011』の展示を行っていた。
同製品は、二次電池開発に欠かせない製品開発や品質管理に適しており、特性調査、サイクル寿命試験、製品スクリーニング、品質評価に貢献。
リニア回路式とAC/DC双方向回生技術を用いた回生式モデルをラインアップし、様々なアプリケーション/用途に対応。
バッテリーセル充放電試験装置『17011』
同展示会の次回開催は、2020年4月8日(水)~10日(金)の3日間、幕張メッセにて予定されている。
- 会社名
- Gichoビジネスコミュニケーションズ株式会社
- 所在地
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