ものづくり専門展示会の『第36回 ものづくりワールド東京』が、6月19日(水)〜21日(金)の3日間、東京ビッグサイトの東ホールと南ホールで開催された。
同イベントは『設計・製造ソリューション展』『ものづくりAI/IoT展』『計測・検査・センサ展』『機械要素技術展』他、計10の展示会で構成。東ホールでは部品/設備/製造技術関連、南ホールではIT/DX/AI関連の、業務を自動化/効率化する製品やサービスが出展されたほか、最新事例などが学べるセミナーも併催。
出展社数は1978社(前回1847社、前回比7.1%増)、来場者数は3日間合計で69,717名(前回66,895名、前回比4.2%増)となった。
■ 会期:2024年6月19日(水)〜21日(金)
■ 会場:東京ビッグサイト
■ 主催:RX Japan(株)
■貼り合わせた薄い金属を剥離させ、0.05mm単位で板厚を調整
(株)岩田製作所は、0.05mm単位で板厚の調整が可能な『ラミネートシム』の展示を行っていた。
同製品は、0.05mmの薄い金属を接着剤で貼り合わせた(=ラミネート)特殊なシム板。何層にも積層された金属板をはがしていくことで0.05mm単位での調整が可能となっており、複数の板厚のシムを用意したり、研磨機での研磨加工が必要なくなるなど、各工程において手間を省くほかコストダウンを図ることもできる。
■開栓トルク計測のほか、基板のねじり強度試験等にも使用可能
(株)イマダは、高機能型タイプスクリューキャップトルクメータ『DTXAシリーズ』などの展示を行っていた。
同シリーズは、ペットボトルなどのフタの開栓トルクを測定するためのデジタルトルクゲージ。開栓トルク計測のほか、基板のねじり強度試験にも使える。2000Hzの高速サンプリングにより再現性の高い測定が可能で、回転速度を均一化する電動計測スタンドが別売で用意されている。また、別売の専用器具を使用すると、トルク-時間、トルク-角度のグラフ作成も可能となる。
■フロントヘッドタイプが新たにラインアップされたカム式PPU
(株)マシンエンジニアリングは、30年以上の実績をもつ『カム式ピック&プレースユニット(PPU)』に新しくラインアップされたフロントヘッドモデルの展示を行っていた。
同製品は、フロントヘッドのアームレス仕様で動作部がコンパクトな設計。モータを1回転させるだけの簡単制御で前後/上下のゲートモーションを実現する。カムは自在に設計することが可能で、同社では希望の動作に合わせた特殊カムも設計する。
■1枚からオーダーでき、どんな形状にもフィット
オーエムヒーター(株)は、柔軟性に富む薄型の面状発熱体『シリコンラバーヒータ』の展示を行っていた。
同製品は、上下2枚のガラスクロスにシリコンゴムをカレンダー加工した薄い2枚のシートで構成され、−50〜250℃の幅広い温度域に対応。ニッケル合金抵抗体のパターン設計なので、加熱する対象物に合わせて、丸、三角、穴あきなど自由な形状で製作することができる。
- 会社名
- Gichoビジネスコミュニケーションズ株式会社
- 所在地
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