ブックタイトルメカトロニクス6月号2021年

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概要

メカトロニクス6月号2021年

8 MECHATRONICS 2021.6病理研究の細胞観察や製造現場での品質管理において活躍するトラフィック可視化/分析機能を強化した4K解像度で忠実な色味を再現した顕微鏡用デジタルカメラを発売ネットワーク可視化ツールをリリース オリンパス(株)は、顕微鏡用デジタルカメラ『DP28』、『DP23』の2機種を日本国内で発売した。 顕微鏡用デジタルカメラ『DP』シリーズは、ライフサイエンスや産業の分野で使用する顕微鏡に組み合わせて使用し、観察対象をモニタ上に表示しながら、観察や画像撮影ができる。 今回発売した『DP28』は、890万画素のCMOSイメージセンサを搭載し、4K解像度での観察が可能。4K解像度において32fps、フルHD映像において64fpsの表示速度を実現。『DP23』は、640万画素のCMOSイメージセンサを搭載し、前機種比2.1倍となる60fpsの表示速度を実現。いずれも目視観察の色味を忠実に再現することで、より目視に近い高精細な観察ができ、病理研究分野では、染色した病変の進行具合を観察しやすくなる。また、画像 アンリツ(株)は、モニタリングマネージャ2の後継製品となる、『PureFlow Profi le(r ピュアフロー プロファイラ)』(モニタリングマネージャ3)をリリースした。 本製品は、帯域制御装置『PureFlowシリーズ』に流れるトラフィック情報を収集して、トラフィックのグラフ表示や、区間遅延、パケットロス率を計測できるサーバ/クライアント構成のソフトウエア製品。ネットワーク内にある『PureFlowシリーズ』と接続して、トラフィックの可視化だけでなく、2台のPureFlowの区間遅延を計測する機能や、サーバ遅延/ネットワーク遅延、パケットロス率、フロー数を時系列グラフで可視化する機能をもち、トラフィック状況の把握、障害解析、障害ポイントの切り分けから『PureFlowシリーズ』による通信品質改善までをトータルにサポートする。平均機能やフォーカスピーキング機能などの新たな機能を搭載し、作業効率向上を図っている。画像平均機能は、同社独自技術により、リアルタイムでノイズを低減できる機能。これにより、作業者が調整することなく、自動的にノイズが低減された画像を表示できる。フォーカスピーキング機能は、ライブ観察時に焦点の合った領域を強調表示する機能。厚さのある標本や透明な検体など、ピントの合わせづらい観察対象においても、効率よくピント調整が可能。前機種の視野数18mm対し、本製品は25mmに拡大。これにより、製造現場での品質管理において、部品を一度に広範囲で観察することができ、検査時間の短縮に繋がる。さらに、専用機器を使用することで、イントラネットを構築している環境下であれば、施設内外問わず遠隔でライブ映像を共有することが可能。コロナ禍で導入が進 マルチクラウドの利用拡大やテレワークの普及により、企業内のネットワークトラフィックは増加の一途をたどっている。トラフィックが増加することで、重要システムの通信品質の低下や、ネットワークの複雑化で障害発生時の切り分けが困難といった諸問題を招き、ネットワークの通信品質の維持はますます難しくなってくる。また、ネットワークの通信品質が低下することにより、テレワークをはじめとした企業の様々な業務の生産性を低下させるリスクがある。これらの課題をいかにして解決し、通信品質を維持するかが企業の課題となっている。今回リリースした本製品は、ネットワークの通信状況を把握できるトラフィックの可視化や障害解析/障害ポイントの切り分けに有効な区間遅延の計測、パケットロス率の計測など、ネットワークに流れるトラフィック状況を様々な切り口から可視化し、問題の発見と解決に素早く導くネットワーク可視化ツールである。 同社では、販売代理店であるSCSK(株)を通じて、2021年4月1日より販売を開始している。2021.6む在宅ワーク環境下や拠点間におけるリモートでのディスカッション、また製造現場の品質検査を行うクリーンルームなどの入室制限がある場所と観察結果を共有する際など、さまざまなケースに柔軟に対応した環境を提供する。請求番号F5002請求番号F5001請求番号F0004