ブックタイトルメカトロニクス9月号2019年
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メカトロニクス9月号2019年
48 MECHATRONICS 2019.9 国内外の画像処理機器/センシング技術が一堂に会する展示会『画像センシング展 2019』が、6月12日(水)~14日(金)の3日間、パシフィコ横浜で開催された。 同展示会は今年で34回目を迎え、精密加工/外観検査/位置決め/識別/計測などの機器が集まる『精密加工測定展 2019』、『第25回画像センシングシンポジウム(SSII2019)』とともに同時開催され、3日間の来場者数は16,952人を集めた。■ラインスキャンカメラ用 LEDライン光源 レボックス(株)は、ラインスキャンカメラ用LEDライン光源『SPX-TA200』の展示を行っていた。 同製品は、応答速度1μsee.でのパルス制御により、1ライン内での透過反射同時検査を実現。放熱性に優れた自然冷却筐体を採用し、同社従来機種の約3倍以上の輝度を確保できる。発光面長240~3960mmに対応し、光源本体に直接LAN接続することで制御が可能。精度が向上したリニアリティ調整機能(5点補正)を装備。特注光源にもカスタムで対応が可能。 世界に向けて最新技術・製品を発信する自動車技術者のための国内最大級の専門技術展『人とくるまのテクノロジー展2019 横浜』が、5 月22日(水)~24日(金)の3日間、パシフィコ横浜において開催された。 今回も、ワークショップや特別セッション、体験イベントといった試乗会等の特別企画の充実などにより、3日間の総来場者数は95,900 名を集めた。■高精度と低コストを両立 フィルメトリクス(株)は、高精度の白色干渉方式の測定システムでありながら低コストを実現した3次元表面形状測定システム『Profi lm3D』の展示を行っていた。 同製品は、垂直走査白色干渉法と位相シフト干渉法を組み合わせ、ナノレベルの精度で粗さ/段差などの表面形状を非接触で測定する。高性能な装置でありながら、本体のフットプリントは30×30cmと小さくコンパクトな設計。測定はマウスをクリックするだけで、誰でも簡単に操作ができる。■CPUにSkylakeを採用 (株)アバールデータは、CPUにIntel Core i3-6100(Skylake)プロセッサを搭載した小型画像処理BOXコンピュータ『ASI-1424/1426』の展示を行っていた。 『ASI-1424』は1台で、Camera Link Baseカメラ4台を接続でき、『ASI-1426』はBase/Medium/Fullカメラ2台を接続できる。照明や外部トリガ等を制御するCL I/OやLAN、USB3.0など画像処理システムに必要なインタフェースをすべて搭載している。Intel Core i3-6100(Skylake)プロセッサ搭載により、高い処理能力を実現。■少量の正常データのみで学習 (株)システム計画研究所/ISPは、同社独自のDeepLearning技術により、少量の正常データのみで学習し、不良品を検出できる製造業向け外観検査ソフトウエア『gLupe』の展示を行っていた。 同製品は、数十枚の良品データで学習し、良品以外をはじく「異常検知機能」を内蔵。今年の9月には、Version2の発売が決定しており、従来の「異常検知機能」に加え、少量データで不良種別を学習する「不良種別分類機能」や、適切な前処理で精度を向上する「前処理簡単設定機能」■自然な指動作を測定するセンサ カトーテック(株)は、接触力センサと3軸加速度センサを内蔵し、自然な指動作を測定するウェアラブル接触力センサ『HapLog』の展示を行っていた。 同製品は、指腹の接触力と指の動きを同時に測定することが可能で、指腹の指紋部を覆わないため、指にセンサを装着させても触感を損なわずに自然な動作ができる。無意識な動作、指の押し圧を測定することができるため、一般モニタの個人差や指導者との違いを見分けることも可能。幅広い分野に適応できるが、自動車産業ではハンドル/社内装備品の操作性評価といった用途に適している。■手軽に「音の見える化」を実現 日本音響エンジニアリング(株)は、ハンドヘルドで手軽に使える音の可視化装置『SoundGraphy』の展示を行っていた。 同製品は、無線接続を採用し、騒音計のように簡単に音源探査/可視化測定が可能。音源探査を低コストで、簡単に、誰でも利用できることを目指して開発されており、面倒な配線作業も一切不要。タブレットPCで簡単に操作でき、音の発生状況をリアルタイムに表示できなど、新たな機能が追加される。■高汎用/高速/低コスト CBC(株)は、従来では非常に高価であったMTF検査器を、高汎用/高速/低コストで提供する逆投影MTF検査装置『M17-Eシリーズ』の展示を行っていた。 同製品は、中心と任意の周辺ポジションを最大17台のカメラで高速MTF評価が可能。レチクル交換不要かつ画角調整が可能なため、車載レンズや監視用CCTVレンズ、モバイルなど用途を選ばず、簡単なセッティング変更で様々なレンズに対応でき、幅広い製品の定量評価を実現。 同展示会の次回開催は、2020年6月10日(水)~12日(金)の3日間、パシフィコ横浜にて予定されている。る。データ保存機能により、あとでゆっくりプレイバック&再分析が可能。■自動車のブレーキペダルの踏力を測定 ティアック(株)は、自動車ペダル踏力測定用ロードセル『TC-PF』の展示を行っていた。 同製品は、薄型/ 軽量で様々なペダル形状に対応しているので、取り付けも容易。激しい振動でも断線しにくい丈夫なケーブルを採用しているので、ハードな急ブレーキ、悪路走行中なども、実際のペダル操作感覚で検証できる。 同展示会の次回開催は、2020年5月20日(水)~22日(金)の3日間、パシフィコ横浜にて予定されている。2019年6月12日(水)~14日(金)パシフィコ横浜アドコム・メディア(株)2019年5 月22日(水)~24日(金)パシフィコ横浜(公社)自動車技術会■ 会 期■ 会 場■ 主 催■ 会 期■ 会 場■ 主 催画像センシング展 2019人とくるまのテクノロジー展2019 横浜3 次元表面形状測定システム『Profi lm3D』ラインスキャンカメラ用LEDライン光源『SPX-TA200』製造業向け外観検査ソフトウエア『gLupe』音の可視化装置『SoundGraphy』ウェアラブル接触力センサ『HapLog』小型画像処理BOXコンピュータ『ASI-1424 / 1426』逆投影MTF 検査装置『M17-Eシリーズ』自動車ペダル踏力測定用ロードセル