ブックタイトルメカトロニクス4月号2019年

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概要

メカトロニクス4月号2019年

8 MECHATRONICS 2019.4スリム型産業用コンピュータシリーズの人手による単純な搬送作業を自動化する目的で開発した新モデルを発売コントローラ内蔵の新シリーズとなる産業用6軸ロボットを発表 東芝インフラシステムズ(株)は、スリム型産業用コンピュータシリーズの新モデルとして、『FA2100T model600』を発売した。 同製品は、24時間連続稼働を前提とした設計および製品の長期供給/保守といった産業用コンピュータの特徴を保ちながら、上位モデルほどのCPU 性能までは必要としないユーザー向けの低コストなスリム型モデル。機器構成についても、レスオプションを用意し、必要とする最小限の構成を選びやすくしている。搭載CPUには、IntelCeleronプロセッサ G3900TEを採用し、同社従来機種(FA2100SS model 400)に比べ処理能力が2倍以上向上している。また、ストレージやメモリについても大容量化を図ることで、エッジコンピューティングなどの大規模データを扱う使い方に最適なデバイスとしてシステ エプソンは、6軸(垂直多関節型)ロボットの新製品として、コントローラ内蔵となる新シリーズ『VT6L』を発表した。 同製品は、人手による単純な搬送作業を自動化する目的で開発した6 軸ロボットのエントリーモデル。ロボットを制御するコントローラを本体に一体化したことで、本体とコントローラ間を接続するM/Cケーブルが不要となり、省スペースでの設置が可能。バッテリーを使わずにモータの原点位置情報を記憶できるバッテリーレスモータユニットを搭載し、交換用のバッテリー購入費用や廃棄費用が不要になることでランニングコストを削減でき、メンテナンスによるロボットのダウンタイムも削減する。AC100~240V 単相電源に対応し、幅広い電圧でロボット稼働が可能で、企業/学校の実験室などAC100Vしか使用できなムに貢献する。さらに、産業分野でのIoT 技術の拡大に伴い、増加する機器のネットワーク接続に対応するため、Ethernetインタフェースを3ポート標準搭載している。 産業用コンピュータは、24時間連続稼働と長期使用を前提としており、高い信頼性や長期安定性が要求される。具体的には、長期の連続使用に耐え安定して稼働させる信頼性の高いプラットフォームや、産業分野における様々な用途に応じた最適な仕様、過酷な環境下における連続かつ安定した稼働性などが求められている。また、限られたスペースへの設置、本体前面での部材交換機能、海外規格への対応等、様々なニーズがある。これらのニーズに応えるため、信頼性、拡張性、メンテナンスの容易さ、長期の供給性を備えながら、省スペースで価格を抑えた新モデルが開発された。い環境においても、ロボットの導入を実現する。ハンド取り付け部に中空構造を備えているため、ハンド周りにケーブルが絡まりにくく、さらにハンドまでの配線や電源供給を簡単にセットアップすること可能。 可搬重量は6kgで、電気/電子部品や自動車部品の搬送、組み立て等に適している。今まで、ロボットによる自動化投資に踏み切れなかった人手による単純搬送作業の置き換えに利用することができる。 同社では、2019年2月20日より受注を開始している。 同社では、2019年1月29日より販売を開始しており、国内で年間5,000 台の販売を目標にしている。2019.4請求番号D5001請求番号D5002請求番号D0007