ブックタイトルメカトロニクス4月号2019年
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メカトロニクス4月号2019年
MECHATRONICS 2019.4 11所在地:U R L:事業内容:横浜市港北区http://www.schmersal.co.jp産業用機械部品の輸入/販売。シュメアザール株式会社・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・を徐々に増やしていく予定です。 シュメアザール株式会社で展開される 製品群についてお聞かせください堀本 : Schmersalグループでは、「セーフティスイッチ、監視機器」、「セーフティコントローラ」、「汎用オートメーション機器」、「防爆機器」、「エレベータ機器」といった5つのカテゴリーに分かれた製品をラインアップしており、今のところ日本では「セーフティスイッチ、監視機器」と「セーフティコントローラ」の2つのカテゴリーに属した製品をメインに事業を展開しています。 「セーフティスイッチ、監視機器」では、防護扉の開閉監視するタング式や危険領域へのアクセスを制御するロック式、他にもヒンジ式、非接触式など様々なセーフティドアスイッチを提供しており、こちらは日本だけでなくグループ全体のメイン製品群になっています(写真1、2)。 また、先程お話したSafety Control社の買収によりスタートしたライトカーテンのビジネスも行っており、こちらも「セーフティスイッチ、監視機器」に属した製品になっています(写真3)。通常、作業現場などではフェンスが設置されているため、出入口には防護扉とその開閉監視に使われるドアスイッチが必要になりますが、フェンス設置では生産効率の大きく落ちるアプリケーション向けにはライトカーテンを使って安全を監視するような提案も行っています。 その他にも、ワイヤロープ式非常停止スイッチなどをはじめとする安全機能付きコマンドスイッチ、さらにはセーフティマットやバンパー型スイッチなどをはじめとする接触式セーフティセンサも「セーフティスイッチ、監視機器」に属する製品としてラインアップしており、多様な製造現場のニーズにマッチする提案を行っています(写真4、5、6)。 次に「安全セーフティコントローラ」では、安全関連信号の制御を従来通りのセーフティリレーユニットで行うほかに、プロセッサ制御による一体型や分散型の安全PLCを提供しています。安全回路の複雑さと数に応じて、型式試験済のセーフティバスシステム、セーフティコントローラ、セーフティリレーユニットによる様々な表示と高度な診断を特徴とした統合ソリューションを提案しています(写真7)。 日本では、今紹介した2つのカテゴリーに属する製品を主力に事業を行っていますが、それ以外の3つのカテゴリーに属する製品についても、これから徐々に対応していきたいと考えています。 その中で、「汎用オートメーション機器」に属する製品については、ポジションスイッチ、リミットスイッチなどを提供しています。特にリミットスイッチは、通常コンパクトなものが多いのですが、当社の製品は重工業向けの大きくて堅牢な製品が多く、港湾や鉄鋼業界、化学プラントなどの重厚長大なシステム向けを主に提案しています。 さらに、「エレベータ機器」に属する製品については、精密調整が可能なフロアスイッチ、強制開離型のドアスイッチ、ポジションスイッチ、マグネットスイッチ、非常時緊急通話システム、超音波による非接触式位置検出システムなどを提供しています。すでに、何社かのエレベータメーカーに製品を提供していますが、日本はワールドワイドでみても多くのエレベータメーカーが存在するので、マーケット的にも重要なポジションの1つになっています。そのため、まずは既存のユーザーをメインに徐々に事業の幅を広げており、ゆくゆくは体制を整えて新規開拓など強化を図っていく予定です。 シュメアザール株式会社における 今後の展開についてお聞かせください堀本 : これまでも日本支社として、日本のマーケットに対して色々とサポートしてきましたが、株式会社化し販売に直接携わることでよりお客様に近いところでお話を伺うことができ、より深いサポートが行えると考えています。もちろん、製品の販売がメインのビジネスになりますが、安全コンサルティングを含むサポートビジネスについても重要な事業として捉えており、Schmersal社のサポートビジネスブランドである「tec.nicum」の強化も図っていきます。 さらに安全の分野は、日進月歩で規格自体がどんどん変わってきている状態です。安全は“state ofthe art”といわれており、最新の技術を用いてできる限りのことをするのが基本なので、5年前、10年前に設計した安全構成で、今同じものを組んだとしても実は時代遅れで安全対応としては不足だったというケースが実際に起こっています。そのようなお客様に対しては、情報発信をしていかなくてはいけませんし、情報発信するからにはそれに対して改善などの提案も必要になってきます。 我々は、そういったことをカバーできる幅広い製品群と多様なサービスをラインアップしているので、それらを柱にお客様に対して安全のマーケットをきちんと理解していただき、納得して導入していただけるような環境づくりをしていきたいと思っています。本日はお忙しい中、ありがとうございました。写真4 コマンドスイッチ『BDF200』写真6 セーフティエッジ『SE-P40』写真3 セーフティライトカーテン『SLC440』写真5 ワイヤロープ式非常停止スイッチ『ZQ900』写真7 セーフティコントローラ『PSC1-C-10-FB1』