ブックタイトルメカトロニクス12月号2018年
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メカトロニクス12月号2018年
2018年9月5日(水)~7日(金)の3日間、ポートメッセなごやにおいて、エレクトロニクス開発、製造、検査に関する専門展「第1回 [名古屋]ネプコン ジャパン」が開催された。 同展示会は「第1回 [名古屋]スマート工場 EXPO」、「第1回 [名古屋]ロボデックス」、「第1回 [ 名古屋]オートモーティブ ワールド 2018」との共催で、会期中の来場者は同展示会だけで5,718名、併催展を含めると36,281名に上った。■静電気の発生位置を可視化 (株)オーケー社鹿児島では、静電気放電位置可視化装置を展示していた。 本装置を製品検査工程などに設置し、製品や生産工程にカメラを向けて測定すると、静電気放電発生位置をPCのモニタ上に可視化される。無人監視が可能であり、半径5m以内に測定エリアを設置することによって、製品内部の結線不具合などで発生する静電気以上放電の位置を特定し、不良品の撲滅に貢献する。 2018年9月5日(水)~7日(金)の3日間、ポートメッセなごやにおいて、自動車技術の展示会「第1回 [名古屋]オートモーティブ ワールド 2018」が開催された。 同展示会は「第1 回 [ 名古屋]カーエレクトロニクス技術展」、「第1 回 [ 名古屋]EV・HEV 駆動システム技術展」、「第1 回 [ 名古屋]クルマの軽量化 技術展」、「第1回 [名古屋]自動車部品&加工 EXPO」、「第1回 [名古屋]自動運転 EXPO」で構成され、会期中の来場者は17,411 名に上った。■ X 線によるインライン自動検査のコス トダウンを実現 (株)アイビットでは、3 次元ステレオ方式 インラインX 線検査装置『ILX-1100 / 2000』を紹介していた。 同製品は、実装基板のはんだ付け部を、X 線を用いて自動検査するインラインタイプの検査装置。X線ステレオ方式によって、表面、裏面の切り分け検査が可能で、■引き裂き強度、突き刺し強度にも優れ る静電気障害防止アルミ防湿袋 (株)テクノスタット工業のブースでは、同社が展開する帯電防止フィルム、静電気対策フィルム、防錆フィルムを活用した各種製品を紹介していた。 静電気対策/防湿に最適な静電気障害防止アルミ防湿袋『ST-678』は、金属(AL箔)使用により静電気放電シールド性も兼ね備える製品で、同社製の持続型帯電防止フィルム『STAT-3S』を最内層に使用していることで安定した静電気特性が持続。また最外装にはナイロンを使用しており、引き裂き強度、突き刺し強度に優れている。■小さなものを瞬時にカウント オオサカ電子(株)では、電子部品などの小さなものを瞬時にカウントする電子部品画像軽量器『マルチカウンタ MC-110』を紹介していた。 同製品は独自の画像技術(自動シェーディング補正)により画像全域で安定した二値化画像を生BGAなど底面はんだ付け部品を検査できる他、3D断層検査による検査が可能。3D-X 線ステレオ方式によってインライン自動検査のコストダウンを実現する。小型基板(50×50mm)からL サイズ(510× 460mm) まで対応し、安全設計でX線の取り扱い資格は不要である。■切粉と切削油を分離補足 クマクラ工業(株)では、『切粉マジックシステム』を紹介していた。 同システムは、クラッシャーフィーダによってあらゆる切粉の輸送が可能なシステムで、切粉と油水を分離補捉。完全密閉輸送を実現するので、清潔かつ安全で、切粉の分別収集が可能で、再資源化によってコストの低減成。物体に対する設定はわずか4つだけで(白黒、大小、細く、太く)、ボタン一つで自動設定も可能。逆光を利用し物体の投影面積を計測するため、形状を登録する必要がなく、プリセット機能により設定に名前を付けて100パターン記憶することができる。■JTAGテストを導入により品質の向上 を実現 アズビル太信(株)、さくらインターネットのブースでは、アンドールシステムサポート(株)の「JTAGバウンダリスキャンテスト」を導入したことによる効果と、不具合解析事例を紹介し、注目を集めていた。 電子機器の開発と設計、プリント基板の実装、組み立て、検査を請け負うアズビル太信では、「未検査領域をなくす」、「不具合解析に要する見えない工数を削減する」などの目的から「JTAGバウンダリスキャンテスト」を採用、実施し、不具合個所(オープンモード)の特定を実現。従来検査と併せて行うことで、検査カバレッジ100%を目指している。 同展示会の次回開催は、2019 年9 月18日(水)~20日(金)の3日間、ポートメッセなごやにおいて予定されている。を図ることができる。ピット、コンベアを必要とせず機械の再配置も自由で環境改善にも寄与する装置である。■コンパクトで持ち運びにも便利 (株)ノイズ研究所では、コンパクトな空間電磁界可視化システム『EPS-02シリーズ』を紹介していた。 同システムは、カメラの画像から電磁界プローブの位置を色判別にて検出し、そのプローブで測定した信号をリアルタイムで周波数解析。測定した電磁界の強度レベルは測定対象物の実画像と重ね合わせ、PC のモニタ上でヒートマップ状にカラー表示できる。エミッション測定の対策ツールとして利用可能で、プローブ部の色に応じた認識設定ができ、応答性のよい画像追尾を実現している。 同展示会の次回開催は、2019 年9 月18日(水)~20日(金)の3日間、ポートメッセなごやにおいて予定されている。2018年9月5日(水)~7日(金)ポートメッセなごやリード エグジビション ジャパン2018年9月5日(水)~7日(金)ポートメッセなごやリード エグジビション ジャパン■ 会 期■ 会 場■ 主 催■ 会 期■ 会 場■ 主 催第1回 [ 名古屋]ネプコン ジャパン第1回 [ 名古屋]オートモーティブ ワールド 2018MECHATRONICS 2018.12 493 次元ステレオ方式 インラインX 線検査装置『ILX-1100』クマクラ工業のブースノイズ研究所のブース静電気放電位置可視化装置の展示テクノスタット工業のブース電子部品画像軽量器『マルチカウンタ MC-110』「JTAGバウンダリスキャンテスト」導入事例の展示