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テクニカルレポート
2019.08.09
Medtec Japan 2019/ファインケミカルジャパン 2019

 

 (株)クローネでは、先進的なデザインを採用した、使いやすい高精度デジタル圧力計『KDM30』を紹介していた。

 同製品は、ユーザー側に立った設計思想を取り入れ、表示部を見やすい方向や角度に330°回転できるフレキシブルディスプレイ機構を新開発。

 本体の首振り機構によって様々な方向に取り付けても正面に調整でき、また表示部も回転するため取り付け位置に左右されず表示を見やすく調整することができる。

 さらに、圧力計の測定スペックとしてはほとんどすべての測定機能を取り入れており、また、接ガス/接液部の材質には腐食しにくいSUS316Lを採用しているので、様々な測定媒体に対応することができる点も特徴となっている。

 

高精度デジタル圧力計『KDM30』

 

 NKKスイッチズ(株)のブースでは、抵抗膜方式の採用により、流れるような操作感、なめらかなマルチタッチを実現した、アナログタイプ4線式タッチパネル『TP01シリーズ』を紹介していた。

 抵抗膜方式タッチパネルなので入力方法を選ばず、指、ペン、手袋をしたままの入力も可能。

 フィルム表面にノングレア表面処理を施しているので蛍光灯などの映り込みを緩和している。

 また、軽荷重入力で2点ジェスチャー入力にも対応しており、同社従来品比1/2以下の入力荷重で確実な入力と軽快な操作感を実現。

 専用のコントロールボード(オプションを使用することで、ピンチイン/アウ卜などのマルチタッチ操作も対応となっている。

 金属テールを標準で採用している点も注目される。

 

アナログタイプ4線式タッチパネル『TP01シリーズ』に関する展示

 

 関西電子(株)では、ナノファイバ紡糸量産を可能にする装置、溶融紡糸装置『KNTタイプ』に関する展示を行っていた。

 ナノファイバは繊維同士の分子間力が強く働くため、空気は通すものの吸着力が得られ、特に溶融紡糸技術のものは、①断熱性、②高い溌水性と親油性による油水分離能力で自重40~50倍の油を吸着する、③フィルタの圧損が少ない、などの特徴がある。ナノファイバは断熱材、吸音材、油吸着材(油回収)、保温材、アパレル素材、アグリ資材、除染、ウィルス防御、エアフィルタ、保水材(緑化)、吸水シート(医療)など幅広い分野での使用が期待されているが、大量生産が難しいことから高価なものとなっている。

 本装置は、高分子樹脂を溶解し、微細ノズルより高圧で噴出して長繊維を量産するもので、ポリマの材質により300~900nmの繊維を製造することができる。

 

関西電子(株)のブース

 

 同展示会の次回開催は、2020年3月16日(月)~18日(水)の3日間、東京ビッグサイトにおいて開催される予定。

 

会社名
Gichoビジネスコミュニケーションズ株式会社
所在地