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テクニカルレポート
2018.08.17
電子回路基板製造の“簡単便利”を追求した、 ものづくりワンストップサービス 『Elefab(エレファブ)』
新しい電子CADの形
Quadcept(株)

 

5.基板設計プロセス:経験豊富な基板設計者が最短納期で対応!

 基板設計は担当技術者の経験値などで工数が揺れる作業である。もちろん工数と比例して見積の価格も変動する。『Elefab』の基板設計見積は、ピン数や部品点数、密度で算出しており、すべて経験豊富な『Elefab』専属の基板設計者が対応している。社内での内製化を目標にされている会社からは、社内の技術者の設計経験が少なく、そのため不安に感じるということがある。『Elefab』の基板設計サービスでは、単純に依頼された業務だけでなく、Quadceptでの操作、設計手法、全体の配置配線の最適化検討など、お客様目線で柔軟にご説明しており、また片面基板から高多層基板、特殊基板などの多種の基板設計に対応しているので、今後内製化される際にお役立ていただくこともできる。

 いっぽう、「外部への基板設計を依頼することは簡単だが、社内に技術ノウハウが蓄積されない」という悩みについてもよく聞く。

 たとえば、お客様側で基板設計の部品配置(フロアプラン)までを実施し、配線作業から製造用データ出力までを『Elefab』の基板設計サービスに依頼することもできる。

 作業を分担することで、コストと納期の両方を圧縮することができるし、社内の設計技術向上に繋げることもできるであろう。

 『Elefab』スタッフは、設計のお手伝いはもちろんのこと、設計手法の提供などを通して、基板設計、基板製造、部品実装、部品調達のトータルサポートを提供させていただく。

 

6.基板製造プロセス:予算、納期による変動価格

 『Elefab』では複数の国内製造会社とパートナー提携をしており、回路または基板設計完了後、1クリックで見積・納期が自動で算出される。

 図7のように納期によって価格が変動するが、ユーザーの希望予算、スケジュールを考慮した選択が可能である。たとえば基板製造の場合、1日、2日、3日、5日の納期が表示され、それぞれの日数での最安値が表示されている。希望する納期または価格を選択し、発注ボタンを押すだけで発注処理が完了。その際に作成された見積は、マイページに保存することができ、その見積を何度でも参照し、複製や編集を行うことができる。

 またマイページからは発注履歴の確認、さらに、その発注履歴からリピート注文ができるなどの便利機能を搭載している。WEB上のマイページからだけではなく、CADデータ内からプロジェクトごとの見積・発注履歴を確認することができるので、従来のように見積書・注文書を紙やPDFで管理する手間が軽減される。

 

図7 基板製造見積結果画面

 

7.部品実装プロセス:部品表の作成は不要! 部品情報の自動抽出で精度の高い実装見積可能!

 部品実装は、実装する部品の調達を依頼するか、部品を依頼側から支給することになるが、作成した部品表の中から調達依頼部品と支給部品を選ばなければならない場合、かなりの時間が取られてしまう。

 調達しやすい部品もある程度決まっている場合は問題はないかもしれないが、万が一、品薄や廃番などで部品の調達ができない場合、依頼側の会社が部品を支給しなければならず、また部品表への指示も面倒である。この複雑な部品の「調達」と「支給」をQuadceptのCAD側から直接連携し、『Elefab』上で簡単に指定ができるようになった。

 Quadceptから1クリックで「部品調達」「実装」に必要な部品表を連携できるので、面倒なファイルの指定や部品表のカスタマイズは必要ない。

 図8のようにQuadceptから連携すれば、自動的に部品表が生成される。入力された部品は、非実装指定、実装タイプ(DIP/SOP/QFP/BGAなど)、種別(抵抗、コンデンサ、ダイオード、IC、コネクタ、クリスタルなど)など、CAD側の部品情報から自動で判別される。実装種別の認識がしづらい部品に対しては、視覚的にも分かりやすい赤色で表示されるので、容易に確認、修正ができ、またピン数と部品点数も自動で算出されて見積項目に自動入力されるので、精度の高い実装見積が自動で出力される。

 

図8 Quadceptから部品点数と種別を自動で判定

会社名
Quadcept(株)
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