■今後の展開についてお聞かせください

 

堀内 ： 今後は、環境事業部をどれだけ伸ばしていけるのかが、重要なテーマになると考えています。電子事業部は、下請け的な立場が強く、やはり経済状況で左右されるケースが多い状況です。その解決策として、環境事業部を新設したため、抗菌ライトを柱に幅広く展開を図っていきます。

その中で、まずはIoTを活用した事業展開を検討しています。抗菌ライトとIoTをセットするだけでなく、センサやカメラなどのデバイスと連動させることで、さらなる安全／安心を提供したいと思っています。ターゲットとしては、現在も展開している医療／介護関連はもちろんですが、新たに鉄道や船舶関連での展開も視野に入れています。

また、抗菌ライトのラインアップについても、拡充を進めていきます。現在は、先程紹介した4タイプを用意していますが、それに追加して高機能タイプの製品を開発しています。当社の抗菌ライトにはLEDが使えないため、高天井などで使用する場合はどうしても光が足らない状況でした。そのため、LEDライトと抗菌システムを融合したハイブリッド的な製品を開発しています。すでに、試作品は完成しているので、製品化はもう間もなくだと思います（写真7）。

 

それから、スタッフについてもエンジニアを含め募集を行っていく予定です。色々と問い合わせが増えていく中で、現状の体制では対応しきれない部分も見えてきたため、新たな体制づくりを考えています。

その一環として、県内の大学に在学中の大学院生で、すでに社会人のキャリアをもつ中国人の女性が、縁あって今年の秋頃から入社することになっています。その方には、特に海外展開の取り組みに力を貸していただく予定で、展示会場での通訳や、カタログ／資料の翻訳、営業なども含め、幅広く携っていただきたいと考えています。

先程もお話ししましたが、最近は海外からの問い合わせも増えている状況なので、当社のグローバル化に向けた取り組みとして期待しています。

 

本日はお忙しい中ありがとうございました。

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